結局、教会に来ない人間は駄目らしい。
★★★☆☆
「教会を必要としない」人は、日本中いたるところにいます。
しかし、著者がアメリカ人ということで、
「教会を必要としない人」=「強い人」という図式で話が展開していきます。
日本の伝道に参考になるかというと、半々くらいかもしれません。
本の中にもありますが
「教会の証は陰湿なものが多い」という批判は
日本のキリスト界にはびこっている証の状態で納得しながら読みました。
また、いわゆる「強い人々」が現在の教会には必要である、
という論も納得。
確かに現代の教会の中はほとんどが他人に依存的な人「子どもみたいな大人」で満席です。
ところが、散々「強い人」をほめて、奉っておいて
最終章ではある考え方を持っている人々を「カルト」扱い。
一気にテンションが下がります。
やはり、どんなに強くとも
人格が整っていても、
教会に来ない人間は駄目らしい。
カルトや異端という言葉を軽々しく扱った本書はやはり、
伝道の参考になるのか?というと疑問です。