セカンドアルバムで特徴ある個性を引き出していたが、今回の
アルバムでは更に豊かな個性と芸術性を演出してくれる。
曲一つ一つが、一つの作品として独立し、曲にも歌にも芯がある
ので、魅力は顕著に現われる。
特長のあった曲を少しピックアップしてみた。
1曲目:Primary Tale
セカンドアルバムにあったアカペラ調から始まる曲。
3曲目:大好きと涙
サビとメインメロディのテンポが異なるユニークのある曲。歌詞も
個性あり。
5曲目:きらら時間旅行
今までのアルバムにはなかった質感。ときめきメモリアル2の伊集院
メイの雰囲気に類似した傾向があると思われる。
6曲目:Snow bird
冬を感じさせる曲。コーラスがロマンティックに演出する。
7曲目: 月華
しっとしとした曲の中で一番神秘的と思ったのがこの曲。
11曲目: 不可触な愛
現代邦楽ポップスを感じる曲。田村ゆかりの新しい魅力を感じた。
12曲目:Honey Moon
全体の締めを感じさせる曲。前作の「Fortune of Love」に似た傾向
の曲。ライブ感がある。
最後に録音音質について述べるが、従来のセカンドアルバムに比べ
質感はかなり改善させた。
特に、低域の質量が向上しダイナミックレンジも広くなった。高品位
オーディオでも安定したサウンドが再現させることを確認済みである。