外国人との円滑な会話に必要なことは、相手の話を理解できるリスニング力があること、話をするために必要な構文がすぐに（できれば無意識に）思いつくこと、使用する単語を知っていることが最低限必要であると思います。必要な構文を使える能力を身に着ける為に森沢洋介氏の「どんどん、スラスラ、ポンポン」の３冊の瞬間英作文のトレーニング本は非常に有効であると思います。この３冊の本は、「意図的」に難しい単語を排除し、構文の知識習得に意識を集中できる点においても秀逸です。
必要な構文が使えるようになった後は、巽一朗氏の一連の教材、「英会話とっさのひとこと辞典」、「英会話ビジネスひとこと辞典」、「英会話海外生活ひとこと辞典」、「ＣＤとっておきの英会話表現辞典」等を利用して、英会話に必要な語彙、表現方法を身につけることが非常に意有効だと考えます。
上記の一連の教材は、すべて日本語→自然な速さの英語→ゆっくりとした英語の順で録音されているため、森沢氏の教材からスムーズにステップアップできるものと思います（ある程度の英語力があれば、テキストがなくてもＣＤのみで利用可能です。日本語のポーズの間にスムーズに対応する英語が言えるようになるまで、繰り返しトレーニングを行います。）。
尚、リスニング力アップには、先ずディクテーションを主体にした精聴を行い、ある程度のリスニング力を身につけた上で、出来るだけ多くのリスニングをする多聴により、能力を伸ばせるものと思います。

「ひとこと」のタイトル通り、4〜5語から7〜8語程度の短いセンテンスが収録されています。
会議、電話、アポ、ディスカッション等、
ビジネスの現場で言いたいことを話すために非常に重宝するセンテンス集です。

TOEIC860オーバーの上級スコア獲得者でも「話せない･･･」という人、結構多いですよね。
私もその一人です。お決まりのセリフなら言えても、
いざディスカッションとなるとなかなか思うことが言えず苦労しています。

しかし、このＣＤを購入してから数カ月、こつこつ口ずさんで練習していたら効果が出てきました。
何より良いのは「日本語→ナチュラルスピード→ゆっくりスピード」で短いセンテンスが繰り返されるので、
テキストがなくても聴くだけで繰り返し練習できます。繰り返しているとほぼ覚えてしまいます。
日本語をきっかけとして、即座に反応して話す練習ができるので実践でかなり役立ちます。

まだＣＤ3枚目の練習中ですが、全部やりこなせば、かなり進歩しそうな気配です。
話すことに四苦八苦しているビジネスマンには必携のＣＤですね。

「日本語→普通の速さの英語→ゆっくりとした英語」の構成はかなり親切。本なしで聞き流せるので、通勤時間を使って自然と表現が身につきます。ネイティブにとって自然な言い回しらしく、発言を聞き返されることが減りました。量は膨大ですが、始めから丸暗記しようとせず、自然に覚えられる分だけ覚えていくくらいの気持ちでも十分会話力が上がるようです。

ＣＤ１０枚に約４１００ものビジネス例文が収録されており、ビジネスのあらゆる場面で対応できるようになっているのが非常に心強い。また、その一つ一つが平易な英文でできており、これから業務で英会話を必要とするビジネスマンにとっては必須のＣＤではないだろうか。ただ、前作で使用された例文は、ビジネスの場面で使えそうなものでも本書から割愛されているのが残念。ダブってもいいので収録をしてもらいたかった。しかし、「日本語→普通の速さの英語→ゆっくりとした英語」の順で録音されている点など、十分満足できる内容だと思う。