見て読んで楽しむおやつ
★★★★☆
イラストによる、お店で売っているおやつの紹介とエッセイが主な内容です。
レトロ感があるかわいい本ですが、イラストのブルーの輪郭線がシンプルで知的な雰囲気です。
カバーもお菓子屋さんの包装紙のようで凝っています。
ただ、約3分の1はモノクロページなのが少し残念です。できれば全てのおやつをカラーで楽しみたかったです。
地域によっては、試してみたいと思っても簡単に手に入らないおやつも多いのですが、いつか機会があったら購入するために情報として仕入れておくのも良いし、読み物として楽しむのも良いと思います。
うーむ…
★★★☆☆
以前から雑誌などで平澤さんの描くものを拝見していまして、数いるイラストレーターの方の中でも気になる存在でした。本を買ってみようと思い、装丁のすばらしさに惹かれてこの本を選んだのですが、ことにモノクロページの多さが気になりました。ジャムをたっぷりのせたパンも、色がないとおいしそうに見えません。それとは対照的に、冒頭のショートケーキのおいしそうなこと。それから、ブルーのストライプとトマトジュースの赤が目に鮮やかなページなど、眺めているだけで楽しめます。ですから、その落差にゲンナリしてしまう。おやつがテーマなのだから、イラストや写真がメインの本なのだから、見て楽しめるを徹底して作ってほしかった。幸せ半分、退屈半分。なんだか、もったいないみたい。
おやつはウキウキ、ワクワク
★★★★★
ショートケーキならあの店、ううん、あっちも捨てがたい。チョコレートケーキはあそこ。
チーズケーキならここかな。この本を見ていると自分の中でもそんなふうに浮かんでくる。
スーパーで見かければ時々手の出てしまう定番や、お土産に頂く嬉しい定番もある。
この本に紹介してある幾つかは食べた事があるけれど、無い物の中で幾つか食べてみたいと
感じた。手書き風のコメントが沢山添えられているのが暖かく懐かしい気持ちにさせる。
旅先で出会ったおやつの話はその国の空気が感じられるようでほのぼのしました。