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いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 英治出版
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“強い志”以外に、社会起業家に必要なものが何かを教えてくれる ★★★★☆
社会起業家(ソーシャルビジネス)に興味を持っている人には、恐らく周知の"Teach For America"。
本書は著者のウェンディ・コップ氏が、自らその立ち上げの10年間について語ったものです。

ここには、素晴らしい志(理念)が人をどれだけ動かすのか、ということが書いてあります。
一方で、組織運営や資金難により活動に危機が当たり前のように起こることも書いてあります。
「理想の就職先」ランクベスト10入り,大統領をも巻き込む教育改革へのインパクトの大きさ
こうした現在のTFAの姿が、想像を超えるクレージーなパワーで成し遂げられたのかがよく分かります。

社会起業を目指す人は勿論、一般の私のようなビジネスマンが読んでも、アントレプレナーの持つ迫力と
志を知るのに適当な一冊ではないでしょうか。
Teach For Japanが存在するとしたら ★★★★☆
読後に、TFJは可能なのか?可能だとしたら、どのような形になるだろう?と。そのような議論をしたくなる本です。

以下、彼女の言葉を一部抜粋します。

初年度を通して私が自信を失わずにいられたのは、何かに奇跡のように思える。なぜ、ストレスや仕事量に打ちのめされなかったのだろう。必要な資金を集められないなどと考えて、断念しなかったのはなぜだろう。私が持ちこたえられたのは、私のアイデアが持っている力を盲目的に信じていたからだと思う。失敗の可能性が現実的にあるのか、実のところ私には、よくわからなかった。ただ、そうした考えがふと心をよぎったことは数回あった。(中略)でも、そんな疑問を抱いた時期は、ほんとうにわずかだった。一生懸命にやれば計画は実現できると、当然のように考えていた。単純に、そうなければならないのだ。この国には、全国的なティーチャー・コープが必要なのだ。P65
ウェンディ・コップ「いつか、すべての子供たちに」(英治出版 2009)
協力者に感謝するための本? ★★☆☆☆
どんなふうに金策に苦労しながらここまで来たかが多くの部分を占めている印象です。お金を出してくれた人や協力してくれた人の名前をなるべくたくさん載せて、感謝状の代用にしようとしたのかなと思ってしまいます。最後の謝辞のところにも、「この本を出版するに当たってもっとも残念だったのは、活躍した人の名前を全部は入れられなかったこと」とあります。子供達の教育への熱意や工夫などの話を期待したら、裏切られます。アメリカ的なやり方で大きな組織をどう派手に立ち上げ、どう運営してきたかの苦労談だと思ったほうがいいです。
教育格差をなくすという理想のためにできること ★★★★★
1988年のアメリカ。
有名大学に通う著者は、卒業をひかえて
自分の情熱をそそげる場所を探していた。
同時に、彼女は貧しい地区から進学してきた同級生が
基礎的学問のレベルが低いことで苦労していることから
公立学校の教育システムの不備にも興味を持っていた。
そして彼女はトップクラス大学の卒業生を
二年間貧しい公立校に教師として派遣するというアイデアを思いつき、実行する。
大量の人間をまきこむことで、アメリカにムーブメントを起こした
ティーチ・フォー・アメリカ(TFA)という組織をつくった著者の物語。

貧しい地域と豊かな地域とで起こる教育格差という問題は
現在の日本でも懸念が示されている問題で、興味深く拝読しました。
この著者の着眼点のユニークなところは、
優秀かつ若く情熱にあふれた教師を派遣することで、
教育を受ける生徒に変化を与えることだけでなく
教師として活動する卒業生たち自身が
教育への関心を芽生えさせることまで視野にいれていた点です。
なんの背後もない一人の大学生が、初年度から500人規模の組織を作るという
無謀ともいえる活動を成功に導くまでの過程は、読み物としてもおもしろいです。

ですがやはり最も心を打たれるのは、著者をはじめとした関係する人々の理念。
すべての子どもたちはすぐれた教育を受ける権利があると信じ、
その理想を夢のものとはせず、実現していくその姿勢です。
ひとつひとつのエピソードや方法が興味深く、考えさせられる本でした。
熱血教師に早代変わり! ★★★★★
作者が21歳の時に始めた教育改革!
自分が21歳の時は何をしていただろうかと思い出してみた。
普通に就職活動をしていた。



資金もなく手探りで行動していく作者の姿に
思わず共感してしまう。
そのときの気持ちや行動が細かく文章で表現されているので
分かりやすい。
彼女の行動力に圧倒された。


しだいに、彼女の周りには賛同してくれる仲間が集まり
ついに「ティーチ・フォー・アメリカ」が誕生する。
素晴らしい軌跡が、この1冊に詰まっている。


自分のことしか考えない世代(ミー・ジェネレーション)と言われていた
若者が、いつしか「熱血教師」と呼ばれるようになる。

教育に携わっている人も、そうでない人も、ぜひ読んで欲しい作品である。