個人的に、オペレーションが、どのように変化したのか、業界動向を踏まえた詳細な説明がもう少しほしかった。おそらく、企業秘密か、作者の取材不足か、ページ数の制限などがあったのでしょう。
苦境から大転換して、組織の中で革命を起こしていく部分は、普遍性が高いので、大変興味深かった。「店舗運営」「生産管理」「経営」に興味ある人は、読んで損はないと思う。
裏表紙には私のイメージの生協とはかけ離れた、食料品売り場とは思えないムードの天井のデザインの売り場の写真があります。まずこれに目を奪われるとともに、本文で買物は楽しい場でなければならないというリーダーの発言に、生協とか企業関係なく、今の流れであると納得しました。そして、そのようなデザイン性の高い店舗で攻めの経営に転じる前の、トヨタ流の方塊??の導入の地道だけど、愚直に進めていく組織改革の過程が読み応えがありました。
生協だってこんなにドラマチックになれるんだ。