だけど聖書の中にはひねりの利いた箇所がたくさんある。福音そのものが、神の子が人となってくださったり、罪の増すところに恵みも増したり、パラドクスだから、自分はまっすぐ立っていると思っていると、なかなか理解できない。そんなとき「だれもまっすぐ立ってなんかいないんだよ」と教えてもらうと、神さまの愛のすごさが「ふっ」と分かったりする。
この本はひねりがとても利いているのだけれど、カーブの上手なピッチャーみたいに、収まるべきところに「すっ」と収まっているところがすごい。特に肩の力がなかなか抜けない人にお勧めです。