この巻から信頼していた副長に裏切られた族長ブルースターの心の傷が浮き彫りになってきて、新たに副長になったファイアハートの肩にのしかかってきます。

段々欝状態になってきて、投げ遣りになってきたブルースターを何とか支えようとがんばるファイアハートですが、責任は全部自分がかぶることになり辛いこと極まりないです。中間管理職の辛さにも似ていますね。

新たに弟子になった甥は生意気で仕方ないし親友はいなくなるし、心休まるときがありません。

続きが気になるので全巻そろえてから読むことをオススメします。

災難つづきのサンダー族。洪水のあとは水不足（そのあいだにはファイヤハートの甥っ子がよけいな面倒を起こしてくれるし）、そして今度は火事！「火は部族を救う」んではなかったのか？タイガークローの裏切りにあってすっかり落ち込んでしまっている族長に代わってファイヤハートは必死に一族を避難させるが、燃えさかる火の中、タイガークローの子を助けたばっかりに大切な猫を亡くしてしまう。そして、火事のショックがまだおさまらないうちに次の大集会の晩がやってくる。そこに現れたのはなんと…！

ああー、またいいところで終わってしまう！
読み始めたら止まらない…このシリーズ、大人もハマりますよ！