16世紀初頭、朝鮮王朝の時代。幼い頃に両親を亡くしたチャングムは、母の遺志を継いで宮廷の料理人となる。やがて陰謀に巻き込まれ追放の憂き目にあうが、彼女はそこから医学の道を究め……。史実にも名を残す実在の女性をモデルにした、韓国版大河ドラマといった趣の時代劇作品だ。主演は映画『JSA』でもその美しさが印象的だったイ・ヨンエ。
謀略渦巻く宮廷の中で、それでも真心を重んじ、自らの力で人生を切り開いていくチャングムの姿が快い。誠実な語り口にほどよいケレン味が加わった物語運びも実に絶妙。次から次へとチャングムにふりかかる苦難と、その顛末から目が離せなくなる。
本作は本国・韓国でも大ヒットし、宮廷料理ブームを起こしたという。食や東洋医学に関するエピソードを通じて、韓国文化の奥深さも知ることができる傑作だ。(安川正吾)
面白い!すごいね!まぁ次から次と、いろんな事が起こる・・・ドラマのお手本のようなドラマ!
★★★★★
このドラマの中盤、ストーリー上、大変ショックな事が起きて、
僕は、正直見る気を、失いました
でも、観続けて良かったと思いました☆
そうきたか、という感じです
とにかく、次から次、いろんな事が起き、それに立ち向かうチャングム
ホント面白かった!!!
偶然が生んだ奇跡の傑作
★★★★★
私が初めてみた韓国ドラマは「オールイン運命の愛」だった。その、スケールの大きさ、たたみかけるような展開に圧倒されながら最後まで見た。 そして、感想は…苦い傑作、だった。 題名が「オールイン運命の愛」などでなく、ただの「オールイン」だったなら大傑作だったろうに、と。 韓国の脚本家は恋愛病にかかっているか、あるいは(女性)視聴者がかかっていると誤解しているようだ。そういう傾向はまったくないとは言わないが、このチャングムの誓いの、アジア中を席巻してみせた大成功が、それを否定している。男女を問わず、面白いものは、恋愛をわきにおいても面白いのだ。 イランでは視聴率85%、中国では夫とのチャンネル争いに破れた妻が投身自殺する事件まで起きた。チャン・イーモウまで、自分はチャングムの誓いの大ファンであると明かしている。 これら、異なる文化の異なる嗜好をもつさまざまな人々の心を、わしづかみにしたのは、チャングムのラブロマンスを出しゃばらせず、次々とチャングムをおそう波乱万丈の流れをせき止め、物語を停滞させることがなかったからだと思う。 それなのに、なんと作者はハン尚官を早めに殺し、中盤では王とミン・ジョンホ、チャングムの三角関係のドロドロを延々とやるつもりだったらしい。 それが、ファンの助命嘆願でハン尚官を長生きさせざるをえず、その結果、三角関係のドロドロはサラリと通りすぎ、スピード感あふれるストーリー展開は妨げられなかったというわけだ。 作者は、王とミン・ジョンホの間で揺れ動く女心、などというものをチャングムに長々とやらせる心づもりだったという。 しかも、そうなった後でも監督は、ドラマを延長して、それを押し込むべくイ・ヨンエを説得したが、疲れきっていたイ・ヨンエに泣いて拒否された。 イ・ヨンエが著書で明らかにしている。 かくして、この物語の質と品性は維持された。
NHKにやられた!
★★★☆☆
BS放送時にチャングムにはまりまくり、DVD購入。当然全編ノーカットと思いきや
(DVD化するときのお約束かと…)最終回のみノーカットであるということに大変
憤りを感じつつ、でもまぁしょうがないかと思っていたら。
NHKってば、ノーカット字幕版の、チャングム完全版なんて放送しはじめて!
大枚はたいてDVDボックスそろえた私たちに、なんていう仕打ちでしょうか。
これなら地道に完全版を録画すれば、その方がよかったかもしれず……。
そんなわけで、チャングムには満足でも、NHK憎し、で星ふたつけずりました。
道徳と料理と医学の教科書
★★★★★
通行人や物を跳ね飛ばして進むシュリや池東旭の著書でもっていた国民性の悪いイメージが払拭できた慈愛にあふれたドラマだった
ただ演技について母は 国際競争力があるのは表情豊かなキョン・ミリだけだという
わたしはウンべクは菜園に野良着で寝転がっていても医務官になってもかわらないので
中井貴一の方が芸達者だとおもった
またチャングムの窮地に陥っても そこで手柄をたてて返り咲けるの繰り返しについては
現実の一生に何度あるのか疑問に思う チャングムの処遇を決定する権限のある人々がああも素直にチャングムの思いを受け入れるのも美談すぎないか 残酷物語続きの朝鮮王朝期の実話では監督の理想を貫けないとしても 大河ドラマ風林火山も史書にわずかな記述しかない人物が主人公だが勘助は越後潜入程度しか仕官後は「飛んで火に入る夏の虫」はしていない 好奇心旺盛と軽率は表裏一体なのだ 何でもできて向こう見ずな主人公 ライバル 主人公をあたたかく見守る王様 主人公を二人の男が奪い合うと少女漫画の要素が濃い
チャングムが我慢強くて人情派であることは世界が歓迎するタイプだけれど
インタヴューを観て吉岡秀隆が純君でないのと同じようにイヨンエもチャングムでないのだと思った イヨンエは関連書のなかで「チャングムはキムチのようなドラマ」と語っているが そんな手軽でありふれた(日本人にとっては?)激辛なだけのドラマではない
掘っ立て小屋で天然痘の子をチャングムが我が子のように抱いて励まし こっそり覗き見していたシン イクピルが深い感銘をうけるシーンに わたしは涙が出そうになった イヨンエが選ぶ名場面にこれが入っていなくて浮ついたラヴ・アフェアばかりが入っていたことが わたしは残念なのである「大長今外伝」として両班の妾になったクミョンのその後が作品になることを期待する
ヨンノよりは立派な人物であるし 勝気で目的のためには手段選ばず でも良心に帰ることもある
同級生に会いたくなることもあるのだ
人情と倫理と勝ち方を簡潔に語る台詞が 生きる重み 理解し 守る深みを訴え規範性がある
と思っていたが 大河ドラマ風林火山の第6回を見終わると 朝鮮の宮廷では あんな直接的な(道徳の教科書みたいな?)喋り方をするのかという疑問 チャングムもミン・ジョンホも人間関係を見破れるかの値踏みをされたことはあったのか わかりやすい敵が多くなかったか
社会の底辺をさすらっても幸せ というラストなのだからサクセスストーリーではないのだという気がしてきた 風林火山は謀略 チャングムは道徳と思えばいいのだろう
涙と笑いとストーリー性の高さに二度目は更に☆だらけ
★★★★★
このレビューをご覧くださる方は、全巻揃えようかと迷っている方、または後このボックスで全巻揃う方ではないのでしょうか?
恐らく御購入では?はい、後悔しませんでしたよ。今年、一年ぶりに全巻通して観なおしました。えっこんなシーン、こんな会話あった?と意外なシーンで涙が出たりと大変な日々を送りました。またまたチャングム漬けです。
この最終ボックスは今までの中で1番です。確かに一話から重要なので全巻お持ちの方、または観た方、そしてこれからチャングムの世界に入ろうとお考えの方へお伝えしたいのです。
チャングム中心はもちろんですが、全ての登場人物の展開が感動的で一度目はとにかくストーリーを追うのが精一杯だったのか、二度目は二倍以上最終話では涙しました。
また、王様の愛も…こちらも一度目より切なく大きく感じて涙でした。
全巻(全ボックス)揃えると大変ですが、後悔していません。満足です。
何回観ても違う発見と感動があり、一度目より笑い、泣いた自分に驚きです。
せっかくでしたらここまで揃えて余裕を持って楽しんでいただきたい作品です。
一度目はかわいく聞こえていた オナラ♪ も最終話最後の宮中シーンで流れた オナラ♪がとっても悲しく聴こえたのは私だけでしょうか?
いずれにしても、ドラマ化されてはいても実在したチャングムに女性としての明るさ、強さ、勇気をもらえるこの作品に出会えて私は自身に言い聞かせています。
それにしても、イ・ヨンエかわいい。