1曲目がたまりません
★★★★☆
Fear of a Blank Planetのアウトテイク集とのことですが、とにかく1曲目のロバート・フリップ先生参加のNil Recurringがかっちょよくてたまりません。それだけでも買いです。
来るべき本命
★★★★★
アルバム「Fear of a Blank Planet」が、
どうにも淡白な印象が避けきれず、悶々としていたが、
次いで本作品「Nil Recurring」の発表と言うことで気にはなってはいました。
当初、日本のみの市場販売とかで、
コマーシャルな要素大だなと高を括っていましたが、
実際、アルバムを聴いてみて自分の過ちを大いに反省してしまった。
「Nil Recurring」こそ「Deadwing」の次に来たるべきPTサウンドと、
その進化に十分聴き惚れてしまった。
33分と言う短い鑑賞時間だが、紛れもないPTサウンドが濃縮されている。
確かにSteven Wilson氏の別プロジェクトNo-Man的なアプローチもありで、
「Fear of a Blank Planet」には無かった変化を楽しむ事が出来る。
彼らなら、もっと何かが出来るはずだと思った何かが本アルバムには、
濃厚に、そしてスパイシーに存在している。
そして、PTサウンドの自由度と言う点では、
遥かに本アルバムの方が高く、
それは、逆に聴き手を限定してしまうかも知れない。
それを危惧するが故に本アルバムのナンバーを、
「Fear of a Blank Planet」から彼らは分離したのだろうが、
それ故、「Nil Recurring」の作品としての個性が、
さらに浮き彫りになっていると思われます。
もちろん、PTの叙情性はこちらでも健在で、
どちらの作品を選択するかは、また聴き手の自由ではありますが、
僕としては、「Nil Recurring」がヘビーローテーションになるのは間違いない。
なお、#1:Nil Recurringでは、
Robert Fripp氏がソリストとしてギターで参加しています。
また、日本版のボーナストラックには、
#5として、Fear of a Blank Planet が挿入されています。
聴いたところ、メインアルバムと同テイクのように思われます。
EP
★★★★★
プログレシヴロック、ヘヴィーロックファンから大きな支持を受けるポーキュパインツリーのミニアルバム。
日本でのみ店頭流通が許されており(海外では、コンサート会場と通販)、2007年に出た傑作アルバム「Fear of a blank planet」のアウトトラック的な位置づけのアルバムである。
また、日本盤にはボーナストラックも追加され、ギター&ヴォーカルのスティーヴン・ウィルソンによるコメントも収録。
1曲目はインストであるがために、「Fear of a blank planet」に収録されなかったとのことだが、ロバート・フリップ(King Crimson)も参加した、ヘヴィーでかっこよい作品に仕上がっている。
その他の曲においても、「Fear of a blank planet」のサウンドに近い、ハイファイ・プログレ・ヘヴィーな音楽を聞くことができる。
やはりこのバンドはすごい。