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蟻の街の子供たち (聖母文庫)

価格: ¥525
カテゴリ: 文庫
ブランド: 聖母の騎士社
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自分との戦いの中で ★★★★★
戦後の混乱の中で自分の心の葛藤と戦いながら子供たちと生きた一人の女性の物語です。
失敗の連続、躓き、壁に打ち当たってばかりの彼女の人生ですが、
いつも回りに彼女を諭してくれる人々がいました。
私たちもそうですが、分かったつもりで全然分かっていない、あるいは
勘違いしていることが沢山あり、それに気付いた時のショックは大きい。

そんな何処にでもいるような女性ですが、情熱が彼女を支えていました。
聖母マリアの様に多くの苦しみを味わいながら、ひたすら希望をもって
遠回りの人生を送り、結局若くして亡くなってしまいます。
彼女の人生を通して、私たちも真理を見直しましょう。

アリの町のマリア、本人による著作 ★★★★★
東京都江東区の潮見駅近くには、「蟻の町のマリア」の名を戴くカトリック教会がある。この教会のはじまりは、浅草の隅田川公園に立っていたバラック建築の食堂だった。バタ屋とよばれる屑拾いの人たちが不法占拠していたこの地は、何度となく立ち退きをせまられていた。そんな時期に世に出たのがこの本だ。本人は目立ちたくなかったのでなんども断ったそうだ。しかし、世間の注目をあつめて、少しでも蟻の町の住人のことを知ってもらえるのならばと、出版を承諾したという。蟻の町のことは新聞にもたびたび取り上げられ、その後映画にもなった。そうして、立ち退きの代替地として都から払い下げをうけたのが、現在の潮見だったのだ。この本は、若くして帰天した著者「蟻の町のマリア」(霊名エリザベト)が存命中に残した本。蟻の町で生活する子供たちの日常を、書簡などをもとに紹介している。