エッセイっぽい絵本のような感じでした。
内容は楽しかったのですが、
もう少し文字数が多いのかと思っていたので、
そこのところは期待外れでした。

中身も見ずに「三谷幸喜」ってゆーだけで手に取ってしまったので、10分くらいで読み終えてしまうのは、少し悲しかった。そして話は切なかった。
「三谷幸喜＝笑い」なんですが、今回は笑い無しです。もちろん三谷さんを想像しながら読むと少し笑えてきますが...。

モテない男の女性に対する空回りぶりを話にしたものです。
しかも、一晩の間でです。

この空回りぶりは読んでる方をヒヤヒヤさせ、切なくさせます。

10分間、引き込まれて読んでしまいましたが、やっぱり三谷さんには笑わせて欲しいので、笑いを求める人は他のエッセイをオススメします☆

絵本感覚で読める一冊で１篇の短編。
恋に落ちた男の人の襲い来る煩悩をリアルに描く。
遠い昔かもしれないし、今もかもしれないが、男の人（女の人もなのかな？！）なら一度は味わったことある感覚だと思う。
ちょっとおかしく、どこか共感できる作品。
１０分２０分で読み終わります。

ふと本屋で目について買って帰った本なのですが、いやいやこれがなかなか面白い。
中身は薄くて１０分もあれば読み終わってしまうものなのですが、男の悲哀さ、情けなさ、小ささ、そして一途さが滑稽にそしてシュールに伝わってくる短編だと思います。

女性に振られた時に読むのはキツイですが、そうでない時は「そうなんだよなぁ、わかるわかる」といった感じになること請け合いです。
出来れば、女性に読んで貰いたい一冊です。

だめ男の悲哀がとても愛らしい。しかし、気持ちが十分わかってしまうために、読んでいてせつな過ぎる。テンポがものすごいよい短編で、絵や言葉の配置などの構成がとてもしっかりしている。完全に物語に没頭することができる。読んでから４時間ほど経過するが、主人公の男の寂しそうな背中のイメージが頭から離れない。まるで自分を見ているかのようだ。