上手くまとまっているのでは。
★★★★☆
今回の映画は全編、戦闘シーン尽くしです。
映画は何度も観に行きましたが、本書では、そのアクションの流れがブツ切りになっているようには、それほど感じませんでした。
また、そのコマを見ただけでは、何が起こっているのか判り辛い場合は、効果線などがさりげなく入って補足されています。
コマ割りも、丁度良い箇所で大きなコマが入るなど、テンポが良いと思います。
今回はプリキュア映画のアニメコミック3冊目にして初めて、見開きをまるまる使って見せているシーンもあり、こだわりを感じました。
とは言え、カットされてしまっているシーンも少なくないです(ココ&ナッツの人間状態のシーンも)。
しかし、分冊ではなく、1冊の限られたページ数でまとめていることを考えれば、かなり頑張っているのではないかと思います。
劇中で非常に印象的に使われていた挿入歌の歌詞表記が無かったのは、諸事情があるのでしょうが、ちょっと残念でした。
気になったのは、些細なことですが、幾つかのセリフが、映画とは違っている点でした。
(例:91ページの舞のセリフ「…あ…」→映画では「何…!?」、
155ページのピーチのセリフ「アンタの言っていることなんかとじゃ、…」→映画では「…なんかと『は』、…」等)
あと少しでDVDも発売されますが、アニメコミックで止め絵を自分のペースで読めるというのも、別の楽しみがあると思います。