スター
★★★★★
ドナルド・バードは一番好きなトランペッターだ。磨きぬかれたクリアなトーンと、はらわたをよじりたくなるようなファンキーなセンスを
持ったプレイヤー。敬意を払いたくなるのはマイルス、酔いしれるのはモーガン、テクニカルなハバード、でも一番カッコいいのは彼。
さてこの一枚、翌年に鮮烈のデビュー作を発表するハンコックの影響か新しい風も感じるが、この後路線を変えていくドナルド・バード
としてはハード・バップ的な音楽の集大成といえる内容だろう。そして彼らしい個性が際立つファンキーでゴージャスな楽曲が並ぶ。
突き抜けるトランペットももちろん最高だし、カフェインとタバコの匂いがこびりついたようなペッパー・アダムスのバリトン・サックスも
いい味出してる。ハンコックもファンキーなピアノで大貢献。
ジャケもイケてるが、内容もドナルド・バードらしい豪華なステージだ。
ハンコックの参加が吉
★★★★☆
ドナルド.バードの魅力はそのファンキッシュな音楽にあるのだけど、ハンコックが加わったこの作品は、デューク.ピアソンがピアノ弾いてたセットとは黒さの質感が全然違います。バードのファンキーという看板にいわゆる60年代の新主流派といわれた感覚が入った感じ。アルバム出た順番は詳しくないのですが、後にエレクトリックな方向に行ったバードのイメージとファンキー〜ハードバップなイメージのバードの中間のくびれみたいな位置にあるアルバムと見ます。
ファンキーな味わいの中で展開されるバードの世界
★★★★☆
ブルーノートに数多くのアルバムをのこしたバードだが、フュエゴやRoyal Flushなどはとりわけファンキーで60年代初頭の雰囲気を伝える人気盤だ。本アルバムではバリトン・サックスのペッパー・アダムスが参加しており重心の低いアンサンブルによってバードの華やかさがひときわ強調されていて興味深い。Hush 、Shangri-La 、Requiemなどファンキーな曲ばかりだが、唯一ビリー・ホリデーが歌って有名なバラード I'm a Fool to Want You を切々と歌いこなすトラックが印象的で、谷間に咲く花というイメージで好きだ。
ファンキーな味わいの中で展開されるバードの世界
★★★★☆
ブルーノートに数多くのアルバムをのこしたバードだが、フュエゴやRoyal Flushなどはとりわけファンキーで60年代初頭の雰囲気を伝える人気盤だ。本アルバムではバリトン・サックスのペッパー・アダムスが参加しており重心の低いアンサンブルによってバードの華やかさがひときわ強調されていて興味深い。Hush 、Shangri-La 、Requiemなどファンキーな曲ばかりだが、唯一ビリー・ホリデーが歌って有名なバラード I'm a Fool to Want You を切々と歌いこなすトラックが印象的で、谷間に咲く花というイメージで好きだ。