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The Parkour and Freerunning Handbook

価格: ¥1,730
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: It Books
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失われた移動能力を再び獲得するために ★★★★★
様々な映像で目にすることが多くなったアレをParkourと呼ぶのだということを知ったのは最近のことだ。そして、ソレにはメソッドがあり、トレーニング法があり、レベルに差はあれど「一般人」にも実践可能だということを知ったのも最近のことだ。だからまだ、この本の良し悪しについては判断ができない。ただし、振り返れば、ソレをParkourと呼ばずに別の目的で実践してきた他のドメインの人々も多くいるのだろう。僕はその断片を別の側面から見ていたから、Parkourの部分の実践には至らなかったけれど。例えば、Marc MacYoungのFloor Fighting: Stompings, Maimings, and Other Things to Avoid When a Fight Goes to the Groundや、Street E & E: Evading, Escaping, and Other Ways to Save Your Ass When Things Get Uglyには、隣町のギャングを「ヒットアンドラン」するためのテクニックとしてウォールランやランディングからのロールがさも当たり前のように散りばめられていた。もちろん各々の技術の呼び名は違うしヴォルトのやり方も我流だ。だが、世界中には必要に迫られて、人類が二足歩行を始めた瞬間に失った移動の次元を取り戻している人がたくさんいるのだということは想像に難くない。そして、Parkourとは失われた移動能力を「再獲得」し高めていく実践なのだろう。武術でもその他の戦闘技術でも「我の自由度の高さは善」である。移動の自由度が増えることはトータルな意味での強さを意味している。

Parkourを見ていて、懐かしく切なくなったのは、きっとそこに自分が種として失ったはずの能力を手に入れた人々を見たからだろう。それ以上のことは多分「そちら」に行かねばわからないのだろうけど。