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自閉症のこころをみつめる―関係発達臨床からみた親子のそだち

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩崎学術出版社
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偏らない自閉症への取り組み『自閉症の本態』 ★★★★★
著者は、小児精神神経学の専門家、『関係発達臨床』という枠組みの中で、
自閉症に取り組んでいる。4歳の子供と両親姉を招いてのセッションを繰り返しているが、
『新奇場面法』というセッションの方法は、私には行動療法そのもののアプローチに見える。

この療法による改善が療法の有効性という面から評価できるかどうかは、私の能力では判断できない。
ただしこの医師の立場には大いに共感できるものがある。
「自閉症は、器質障害であることがきちんと世の中に広まっており(この状態になるまでの関係者の努力には大いに敬意を表する)
 母原病という人はいなくなり、母親にとっては福音となったが、反面、親は関係ないという風潮をうんでしまったことは残念である」
そのとおりであると思う。
私は、自閉症の障害(障碍とか障害とか表記する方もいるが、私は好きな表記法で良いと思う)すべてを、
本人の内部に求めるのは間違いだと思うし、社会性の障碍は社会性というくらいだから
後天的に他人との関わりの中で生まれてくるものもあると思うのである。

器質と後天的な関わり、それをすべてひっくるめたものこそが『自閉症の本態』だと思うのである。
極端に偏るのはとかく間違いのもとである