某テレビ局の音楽番組でプロモーションビデオを見て、ついついはまってＣＤを買いました。

「永遠」、実に切なく、泣ける歌詞です。

若干か細い感じもしないではないですが、抑え目の歌い方と歌詞がなかなかマッチしています。
出来れば、プロモーションビデオもＤＶＤで売ってくれないかな、と思う次第です。

石野田奈津代さんの２枚目のシングル“永遠”は、忘れたくても忘れる事のできない切ない思い出をテーマにした楽曲集です。

　タイトル曲“永遠”は心底愛していた愛しい人との思い出、でも、結婚できずに別れてしまった事を夏になるたびに思い出す切なさを、でも、それでも愛している思いを、ややゆったりめのメロディにややもの悲しく語りかけるように歌っている曲です。
　また春夏秋冬〜四季のうた〜は、お互いの健康を気使いながらもありきたりなささやかな幸せな生活を送っていた２人、でも突然手の届かない世界に行ってしまった愛しき人を回想しながらも、生きている今を大切にしながら命ある限り強く生きて行こうとする想いを、acoustic guitarだけのバック、弾き語り調のメロディと石野田さんの声がこの切ない歌の良さを十二分に引き出しています。
最後のフレーズ“限りある命を大事に大事に生きよう　笑って笑って 泣いて…”の所ではぐっと来るものがありました。

前回の作品はどちらかと言えば石野田奈津代さんにとってスタンダードな楽曲集でしたが、今回の作品は彼女のもう１つの良さでもある“弾き語り”をたいへん意識した感じでした。