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武富士 サラ金の帝王 (講談社プラスアルファ文庫)

価格: ¥820
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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手抜き本 ★☆☆☆☆
しかしよくもまぁ、こんな20年前の本をそのまんま出版するよな...
現在の状況がほんの数行加えてあるだけで、内容はほぼ全部20年前の話っす。
濡れ手に粟 ★★★★★
この本は「サラ金の黄金時代」に溝口敦氏が取材・執筆されたものですが、低利で資金を調達し驚くほどの高利で金を貸すという手口は「濡れ手に粟」の一言でしょう。

これを見ると金融業というのは一般人から見て大変不思議な商売で「タネ銭」さえあればあっという間に儲けが生まれるという構図がこの本から伺えます。

それだけでは無く、銀行がサラ金を迂回融資等でしっかりサポートしている点も溝口氏は厳しく追及しています。まあ、銀行自体が「品のいい?金貸し」でもありますが。当然ながら現在では過払い請求があり、サラ金が息絶えそうなとこまで来ていますが自業自得でしょう。

ぜひお読みください。

サラ金を考える ★★★★★
サラ金の問題を考える上で良い本だと思います。被害者ではなく、貸す側の業界の実情をレポートしたものです。大手4社のトップのインタビューや取材内容が書かれています。サラ金業界のしくみや問題を考えるのに参考になる本だと思います。また、問題は、サラ金業界だけでなく、大手銀行や大手生命保険会社に及んでいることがよくわります。利潤の追求に走る企業の姿勢も問われています。企業の倫理観など大切な問題も指適されています。少しのお金が、大変な事態を引き起こすことになり、お金というものの怖さを思い知らされた本でした。
サラ金の事を勉強したいなら他の本を読むべき ★☆☆☆☆
書いてある内容自体がデタラメとか、そんな事を言うつもりはありませんが、この本は83年に書かれた本に前書きとあとがきをくっ付けただけと言う手抜き本です。

サラ金各社の成り立ち、各社の創業者の横顔等は読ませますが、どうせ焼きなおすなら、83年当時と、現在が如何に変わったのか等を書かなければわざわざ20年ぶりに文庫化する必要など
ないのでは?

なお当書は「武富士」と銘打たれていますが、武富士について言及しているのは1章のみなので
題名自体にも問題があります。

いずれにせよ、わざわざお金を出してでも20年以上前のサラ金業界について詳しく知りたいと
思う人のみ、この本を買うべきでしょう。正直自分は損した気分です。
サラ金=消費者金融問題の全体像 ★★★★★
本書は、1983年に出版された「サラ金商人」のリニューアル版です。
先頃グレーゾーン金利の撤廃などの「改革」がようやくまとまったタイムリーな問題につき、
「貸す側」の視点からその全体像を描く力作です。

本書は大きく2部に分かれます。
すなわち、前半において武富士をはじめ、
CMや駅前のティッシュ配りでもはや知らない人はいないであろう、
大手業者の経営者の生い立ちと会社の発展を批判的にレポートします。

そして後半においては、サラ金問題の背後に見える、
我が国の個人向け金融システム全体の問題につき、
主要金主である大手銀行との関係や、
今やお馴染みの債務者への取立ての実態、
さらには最新のレポートとして、
暴力団がらみのヤミ金へと筆が進められます。

本書は表紙やタイトルからして、
前半部分に力点が置かれているかのように見えて、
実際のところ、真の問題点である後半部分を正当に取り上げた価値ある一冊です。

著者は全体を通して、
精一杯生きようとする我々一人ひとりを取り巻く、
余りに冷酷なシステム、特に利潤追求に血道を上げる金融業全般に憤っており、
大いに共感します。
先日まとめられた政策も、それを伝えるマスコミも、
ひとり消費者金融業者を悪者に仕立てて矛を収めたようですが、
グレーゾーン金利問題にしたところで、
すでに本書の旧版の出された四半世紀前からの課題…。
血の通った制度はいつになったら実現するのでしょうか?