まず、商品陳列のテクニックがこんなにあるのかと改めて整理することができ勉強になりました。
何気ない買い物でも、知らずに五感が刺激され、購買意欲につながることはよくあります。
魅力あるお店は、もっと工夫できることはないか、見落としていることはないか、間違ってはいないのか、常にチェックして考えているのだと思います。
なかなか指摘されないと気がつかないことも丁寧に書かれた一冊です。

新山さんの過去の２つの著書も読ませてもらっていますが、
今回は「商品陳列」という即現場で実践できる知識満載の
作品に仕上げられており、いつもながら役立たせてもらっ
てます。
商売されている方にとってはもちろんでしょうが、消費者
の立場からも、売り場を廻るときの見方が豊かになるし、
「あ〜これはあの作戦を取り入れてるんだな」なんてニヤリ
としながらお店の努力を感じながら買い物できるように
なります。

左側に図や表が
右側が文章になっていて、
読みやすい構成です。

単に陳列方法の知識を述べるだけにとどまらず、
売場でできない陳列の理由も明記されています。

また最近のＶＭＤをアパレル以外に
応用する方法も出ています。

初心者はもちろん、
中級、上級者にも
最適です。

売れない時代にモノを売る。
流行っている小売店にはそのシカケがあるものです。
本書にはそのシカケがコンパクトにまとまっています。
マーケティング・コンサルタント、研修セミナー講師、大学非常勤講師の筆者が、
図表や事例の写真を用いて分かりやすくまとめており、今日からすぐにお店で使える用になっています。