内容的には、過去に他の書籍やWebで書かれていた事をまとめた程度です。
初心者の方が、労せずに上辺だけを知るには無難な内容かと思います。
ただし、簡単な事を難解に書いていますし、独特の日本語をお使いですので
読むのは疲れました。

これは著者がこの方ですから仕方有りません。
いつものように内容の信頼性は低いです。
その辺りは、詳しい方なら「ああ、またこんな事書いてるよ」と頷くと思います。
テルミンを演奏するより、ホラを吹く方が上手い方ですから。

この書籍を買おうと思っている方には
書店で中を確認してから考えましょう。

買ってしまった方には
この書籍だけで、全てを知ったように思わないこと。
そして、ここに書かれていた内容を、裏を取らずに人前で話さないこと。
とアドバイスさせていただきます。

1920年代に登場したという、シンセサイザーの元祖『テルミン』。手を触れずに演奏する！というこの不思議な楽器を発明したロシア人、レフ・テルミン博士が、楽器に輪をかけて不思議な人です。

映画『テルミン』でも描かれた、博士の伝記を、日本のテルミン第一人者、竹内正実氏が紹介してくれます。事実は小説より…という決まり文句もぶっとぶような、テルミン博士の生涯は、不思議ファン必読と言えましょう。映画を先に見ておくと、さらに楽しめると思います。