事件の内容は、かなり刺激的ですが、加害少年のアスペルガー症候群という障害を理解するには、この内容はちょっと悲しいものかも知れません。
別の、自閉症・アスペルガー症候群についての書籍も一緒に買ってみてはいかがでしょう。
四章まではすらすらと読めるが、そこから話は堂々巡りになる。多様な意見があることに十分な配慮をしたのだろう。そういう配慮をできる著者には好感を持った。
この事件もこの本もあと10年したら、少年犯罪の大きなターニング・ポイントを示す一冊として扱われる気がする。将来への課題をたくさん提供しているし…。