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少年の街

価格: ¥389
カテゴリ: 単行本
ブランド: 教育史料出版会
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SOSに返事して ★★★★☆
先に読んだ『17歳の殺人者』の内容と重複しているところが多い。事件周辺の少年達の声は後半少し。でも誰か一人でも立ち上がって、声を出してほしかった。なぜできなかったのか。信頼できる大人は全くいなかったのか。自分の周りで何が起こっていようと他人事の顔をするのはこの少年達だけではない。最近起こったばかりの栃木の兄弟誘拐殺人事件でも、周りの人間達がもう少し事の異変や危険性を敏感に感じ取っていれば、二人を助けてあげることもできたかもしれないのに。誰かがSOSを出していれば、知らない人でも身を投げ出すような社会になってほしい。
思考停止の恐ろしさ ★★★★★
私がこの本を手に取ったのは、私の住む近辺の少年達があまりにも常軌を逸脱した行為を軽々とやってのけ、彼らは自分たちの都合で他人を殺してしまったとしても平気なのだと確信し、そういう少年たちの心理を知りたかったからだ。

女子高生コンクリ殺人では、100人を超える少年が女子高生監禁の事実を知っていながら誰も救おうともせず、そのうちの多数は実際にその部屋に行き、レイプした者も居る。
彼らは特別なケースではなく、氷山の一角なのだと身近な少年達を見て、思った。

同時期に起きたアベック殺人事件では、親の愛を知らない施設の子供たちが嫉妬からアベックを平気で冷酷非道なやり方で殺し、金銭を奪った。

彼らに共通するのは、自分さえ良ければ良いという全ての物事に無関心な態度と、無知で無教養の為に常に受身で暇を持て余し、なおかつ仲間以外の他人は敵であるかのように鬱憤を晴らすための攻撃対象としていることだ。
最近出てきた酒鬼薔薇聖斗にしても、すぐに執拗な復讐を行い、限度というものを知らなかったそうだ。

世の中の人間には、大人、子供に関わらず、常識を持って冷静に判断できる人間と、深く物事を考えずに気分で行動する人間が居ると思う。
後者のような大人に育てられた子供が、親となり、またそういう子供を生み出すのではないか。

自分の目の届くところで子供が、毎晩夜中じゅう路上で騒いでいても注意しないどころか、注意した人に対して逆ギレするような親やそのまわりの人間を見ていて、そう思う。

文中に「あそこ(綾瀬)はヤバイから」という記載があったが、ヤバイ場所にはヤバイ人間が集まるのは自然だし、そういう風土で育った以上、まともな考えを持つのはまず無理だろうと思った。
限定された場所だけにではなく、エリート社会や普通の環境であっても、ひねくれた人間、自分さえ良ければ良いということを行動で示す理性のない人間は居る。

この本を読んで、こうはなりたくないので、人間として堕落しないように自分を律していかなければならないと思った。

見えない鎖 ★★★★☆
この事件が、90年代にはいって頻発した少年・少女たちの起こした事件の原点であると言う人は、多い。戦後たどってきた高度成長のすえ、社会、地域、学校、我々の身の回りのもの全てが変化した。そして、その変化が、人を思わぬ方向へ、しかし必然的に導いていった。人々は、特定のつながりしか持たず、他人同士の距離はますます離れていく。少年たちは、街の中で特定の濃密な関係を築いていくことになる。そして、それはまた決して断ち切ることの出来ない関係でもあった。