タケファンにおすすめ
★★★★★
キタキツネ物語のサントラ版が出た当時、全曲タケカワさんの声で聞いてみたいと
思ってました。シンプルなピアノ伴奏だからこそ、若きタケの声を堪能でき
るデモテープならではの良さがあります。私のお気に入りは「囁き」名曲です。
デモ音源としての価値はあります
★★★★☆
ポール・マッカートニーのような肌触りだなぁ。2枚目のデモ音源集に触れ、所々でポールのファースト・ソロを思い出してしまいました。時としてデモ音源は聴くに耐えないモノもいくつかあるし期待して高価なCDを購入し、落胆したこともありますが、ここで聴ける音源は貴重です。というのも、タケカワユキヒデの作品を30年聴いてきて彼のデモに遭遇するのは少なくとも僕は初めてですから彼の曲作りのプロセスに触れることができたことは喜びです。「あぁ、そうか日本語の歌もまず奈良橋陽子さんの英語詩に曲をつけて、それから日本語の歌詞を"外注"に出すんだ。でも音楽の素養がある人はラフな演奏でも気持ちいいなぁ」なんてことを想いながら聴き入ってました。いい「おとうさん」になった今のタケカワさんではなく、ちょっと生意気な音楽家だったころのタケのデモならもっと聴いてみたいと思わずにはいられませんでした。
「キタキツネ物語」劇中使用ヴァージョンが、驚きのCD化。
★★★★★
日本映画史に残る金字塔「キタキツネ物語」の「劇中使用版」です。
タイトなスケジュールの中、作曲と編集作業が並行して行われたこの映画。後にアルバムとして纏められた「サウンドトラック」と当「劇中使用版」はテイクが微妙に異なっています。
主題歌「赤い狩人」コーラス前の譜割り:
●サウンドトラック= |あすをてーらすだ|ろー(強起)
●劇 中 の 音 源=あ|すをてらーすだろ|ぉー(弱起)
アレンジも、劇中使用版の方が簡素で、ヴォーカル重視。町田義人の美声が前面に出ていて、自分はこちらの方が好きでした。コロムビアに「映画で使われていた方もCD化してよ」とアピールした事もあるくらい。このCDの実現には感激です。
「サウンドトラック」では牧みゆきに差し替えられた曲も、オリジナルの朱里エイコの歌で聴くことができます。物語の良さもさることながら、音楽も素晴らしかったこの映画。「サウンドトラック」&「劇中使用版」、両方揃える事をお勧めします。
なんとマニア向けな・・・
★★★★★
ディスク2の内容からして、
実にマニア向けな・・こんなにマニア向けなものを
公然と売りだしてよいのか(笑)と思うような
ゴダイゴファン、いやマニアなら泣いて喜んでしまうようなすばらしい内容です。
「デモテープ」でありながら、それなりに聴けるレベルの曲も結構ありますが
やはり音楽的価値というより、資料的価値が高いといったところでしょう。
もっとも、往年のタケカワさんのファンならば
声の若さだけで、ゾクゾクするかもしれません。
マニア向けなら星5つ。
一般の方には、従来版をお勧めします。
ミックスの違いは違和感として判ります
★★★★★
既に発売されてるオリジナルサウンドトラックと比べると、やはり聴き慣れてるせいか新作は、やや違和感を感じますね。
映画の場面上の演出でミックスしているからでしょう。(曲の途中からエコーがかかる、バックコーラスがメインボーカルより大きい音になる等)音楽として聴くには従来のサントラ盤のミックスの方が自然と思いました。
ただ従来盤は音質がAMラジオの様な感じなのに対し、こちらは普通のバランスの音質なので音質的にはこの盤の方が良いと思います。