モーツァルトのピアノ音楽研究
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音楽之友社 モーツァルトのピアノ音楽研究 モーツァルトはピアノのための作品を生涯のあらゆる時期に渡って作曲してきたが、本書ではそのピアノ作品(ソナタ、小品、協奏曲)を生涯のさまざまな時期ごとにたどり、紹介し、克明に分析してゆく。そしてピアニストである筆者が、演奏を通じて得た実感をもとに、それぞれの作品からその時々のモーツァルトの精神状態も推理してゆく。モーツァルトのピアノ音楽研究をライフワークにし、「モーツァルトが最も馴染んできた楽器であるピアノのために創った作品は、モーツァルトが体の中から発する声である」と考える久元氏が、これまで長い年月をかけて積み重ねてきたさまざまな文献調査や資料研究に、演奏家ならではの日々の直感を加味した独自の見解を記した本書は、多くの読者に強い説得力をもつものといえよう。幅広いクラシック音楽ファンにとって、モーツァルトのピアノ作品をもっとよく知り、より深い内容を聴くための良きガイドとなろう。 [目次] 第1章 クラヴィーア‐楽器について‐ 第2章 ピアノ音楽・クロニクル 1・天才の誕生と学習 第3章 ピアノ音楽・クロニクル 2・青春のモーツァルト 第