懐かしい感覚
★★★★★
この巻のバトルは本当に"死闘"という感じで、何巻も読んだかのような濃いバトルが描かれています。
ジャンプで連載されている他の漫画をはじめ、今の漫画は明確な"敵役"というのが少なくて、味方も敵にも正義があって、色々と考えさせられるけど。
たまにはトリコのような、こういうスカッとする悪役退治も見たいんですよ。
結構好きな巻です
★★★★☆
いい感じに悪者で残酷な美食會。
滝丸vsボギー、マッチvsバリー、無意味な引き伸ばしもなく
それぞれ決着が着いていくのがスカッとします。
表情もすごい。力入れて描かれてます。
スープの在り処の話も着実に進み、そしてトミーvsトリコの熱いバトル。
グルメ細胞結構何でもあり!だけど面白い。
色々突っ込み所はあるのですが…あまり気にしないで、
バトルを楽しんで読めば、「どうやってトミーを倒すのか?」と
わくわくさせられて面白かったです。少年漫画の魅力。
食材を探す冒険の話も好きですが、こういうバトルもなかなか好きです。
この巻ははずれ。
★★☆☆☆
トリコには非常につまらないハズレの巻ととても面白い当たりの巻があると思っているのですが、この巻は非常につまらないです。9巻は面白くわくわくしたのですが、この巻は面白みがない。あまり食べ物がテーマに入っておらず、戦闘を中心とした内容です。お世辞にも絵が上手くはないので、そこでカバーすることもできず退屈な内容でした。何より、キャラクターがドラゴンボールのキャラと非常に類似しているように思えることもあってかため息をついてしまいました。
ただ、あるひとつのコマがとても気に入っています。
バトルがスゴイ
★★★★☆
かなり読み込みましたので、いくつか感想を書かせていただきます。
まずトリコは設定が面白いです。ハン×ハンの影響や板垣さんのバキの影響を受けているところは確かに多々感じます。
しかし、大なり小なり他の作家の影響を受けるのは、それは全ての作品がそうです。DBや手塚治虫さんなどの影響を受けない漫画はほとんど感じません。
グルメ×冒険×バトルと、これまでにない新境地を開いた発想は高く評価しています。
絵柄は好みとしておきます。
10巻は少しだけバトルに傾きすぎた感もあります。食べるために猛獣と戦うというのは「原始の世界」を今によみがえらせたファンタジーだと思っていました。
10巻ではそこが対トミーロッドという一応人間?相手ですので、作者も最後まで(つまりどちらかが死ぬまで)書いてしまうのが相当ためらった感があります。
最後の最後で新たな武器を見つけたトリコが、そのまま勝つかと思ったら、やはり書ききれなかった印象があります。これはハン×ハンなどのグロバトルではありえない展開です。
あくまで目標は美味しい物を食べたいだけの話しが、少しづつ対抗組織の登場などにつれ、展開上補正せざるを得ない形となっています。
その矛盾を10巻では感じました。もう一つよく思う残念な点はモンスターのインフレ化がすさまじいことです。
デビル大蛇がレベル21だったとは考えられない状況になっています。あの時はココとトリコと2人がかりでした。今は何気なくトミーが口から吐き出す昆虫のわずが1匹がレベル39とかいきなり凄過ぎる世界になっています。
最初の頃のレベルの意味付け(レベル1はハンター5人がかりなど)が弱くなりすぎている印象です。初期のガララワニの8やトロルコングのレベル9などは巨大さからも非常に納得できるものでしたが…。
あとは、できればヒロインの存在があると漫画がもう少し華やかになる気もします。
しかし、努めて健全な価値観を書こうとする作者の「少年漫画」への思いは随所に感じます。漫画的デフォルメを無理矢理でも納得させる理屈付け(釘パンチなどの説明など)もキチンとできています。
総合的に見て面白い漫画だと素直に評価させていただきます。
トリコとトミーの死闘は一見の価値あり
★★★★★
ここまで泥臭く、血生臭い死闘は久しぶりに見ました
まさに血戦と呼ぶに相応しい素晴らしい勝負です
このシーンだけでも、読む価値はありです