非常にわかりやすい・読みやすい
★★★★★
親族・相続法の基本書は民法4(内田)、家族法(二宮)などいろいろありますが、本書はそれらと比べてもとても良い本だと思います。1つ1つの制度についてちゃんと制度趣旨・定義が明確に述べられています。また、民法起草者(梅・富井・穂積)や戦後改正時の政府委員などの当時の意見・見解が注で引用されており、とても勉強になります。
民法7親族相続(有斐閣アルマ)の評判が良いようですが、私には説明不足でよくわかりませんでした。また、内田民法は妙にもう1度読む気がしない。それに比べれば、本書は家族法について基本をしっかり学べる良書であると思います。