欧米のチャートソフトのデファクト・スタンダードといわれる
トレード・ステーションのプログラム用の言語であるEasy Language解説本で、
内容は濃い。

このソフトを使っている人や、マネックス・トレーダーなどのEasy Languageに
似た言語でプログラムを書く人には実践的で得るものは大きい。

ただしちょっと内容が古い。本場ではトレード・ステーションのバージョンは８だが、
本書ではバージョン６の解説だ。おまけにシステムトレーダーへのインタビューは
１９９９年ころのものもあるなど、古さを感じさせる部分もある。

トレード・ステーションを使う人なら必携だろう。ただ、紹介されている内容で
常勝システムトレーダーになれるわけではないので、念のため。

こういうのが本当に良い本というんだね。

読者を選ぶってのはこういう本だよ。

逆にこの本の価値に目がいかない人は多分、へんな商材やセミナーにお金貢ぐかな?

http://www.qqfx.com/xiaokai/Building.pdf

原書はネットでただで手に入りますよ　^^

システムトレーダーになろうとする人は変なセミナーや
商材に無駄金を使わず、こういう本にこそ自己投資すべきね。

痒いところに手が届くようにきめ細かく書かれた
プログラムソースの解説は、それだけで価値無限大。

個人的にはTradeStationを使い始めて１０年以上になります。
あれほどマニアックなソフトが日本で受け入れられ、システムトレードが
徐々に世間で認知されつつあることは驚きです。

本書は非常に優れたTradeStationの解説書ですが、これほど読者層の限られた
本がどれだけ売れるのか個人的には非常に興味があります。値段も高価なことで
それほど売れるとは考えられませんが、こうした本が世に出て投資家を啓蒙する
ことは非常に意義があると思われます。