ほかのAcceptの曲には見られない疾走曲のFast As A Sharkも定番曲かもしれないが、アルバム全体を通して天性のリフセンスがキラリ。個人的にはTr.8 Flash Rockin' Manの2:33〜のリフがどストライクでニンマリしてしまった。
気温も湿度も高そうなむさ苦しい声もバンドサウンドにピッタリとはまり込んでいる。部屋でまったり聴くにも、筋トレしながら聴くにもふさわしい良盤。私がまだ生まれてない年代のアルバムだとは、にわかには信じがたい。
いいアルバムであることは間違いないのだが、Breakerの衝撃、Balls To The Wallの完璧さに挟まれてやや粗い印象がある。Fast As A Sharkにしても、ソロのさびは感動的だがそれだけの曲とも言える。むしろタイトルトラックやShake Your Heads、Neon Nights、Princess Of The Dawnといったナンバーに、メロディアスでハードでメリハリが利いているというアクセプトの良さが認められる。
名作★★★★★
名盤の誉れ高い「BREAKER」で一気に評価を高めたACCEPTの4thアルバム。
オープニングを飾るスピード・チューン"Fast as a shark"のインパクトが凄まじい。 元来ミディアム・テンポのメタル・ナンバーが多いACCEPTのレパートリーの中では異質とも言える曲だが、 威厳を漂わせつつハチャメチャに突っ走るこの曲は20年以上を経た今でも輝きを失っていない。
その他タイトル・トラックや"Princess of the dawn"も名曲。 すべてのメタル好きに聴いてもらいたいアルバムだ。