いい時代だ!
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当時は(スプラッター映画ブームも手伝って?)、大残酷の「釈迦」のクリップは、私の大好きな「悪魔のいけにえ」のおいしいところをパクった爆笑もののクリップです。
この一編で私は筋少のとりこになってしまいました。
また「モーレツア太郎」ではデビュー当時のライヴ映像を使用しているので、当時のバンドにおけるエディの貢献度がよく分かります。
三年殺しでは黄金期の筋少が万遍なく楽しめます。筋少がブレイクする寸前の「日本印度化計画」、筋少(オーケン)世界が炸裂する「踊るダメ人間」、ライヴでさらに曲のカッコよさ倍増の「イワンのばか」等など。ファンは言うまでもないでしょうが、迷っている人は迷っている暇があったら・・・とっとと見るべし!
筋肉少女帯の世界にどっぷり浸かれる!
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これはたぶん、今を遡ること18年前の1991年に発売されたビデオクリップ集ですね。
当時、VHS買ってめちゃめちゃ繰り返し見ました。
最近ビデオを見直しみて、やっぱり面白い映像なので、今回のDVD発売はすごくうれしいです。
好きだったのは、今関あきよし監督の「サボテンとバントライン」。当時、おーけんの切なそうな表情がすごくいい!とか思ってました。今関監督らしい、女の子の撮り方も可愛いクリップになってます。猫も可愛い!笑っちゃいけないところでつい笑ってしまってるおいちゃんの表情に注目です。
それと、堤幸彦監督の「踊るダメ人間」。太宰治をイメージした短編映画っぽい感じです。
このクリップの中で太宰治を演じている手塚 とおるは、このビデオ発売と同時期に制作された堤幸彦監督の「ai-ou アイ・オー」という映画にも、変なクスリの売人役で出ています。
この映画ではおーけんと柴田恭平と錦織一清が、社会になじめないアウトローたちを演じてます。良かったらチェックしてみてはいかがでしょう?おーけん、あんまり台詞無いんですけど雰囲気がいいです。
ライブ映像は、筋肉少女帯初期メンバーも見られてオールドファンは懐かしさ満載です。
メンバー変遷の過程も分かって面白いというマニアックな楽しみもあります。
さらにマニアックな話ですが、「キノコパワー」ではナゴムレコードの社長、ケラリーノ・サンドロヴィッチもいかがわしい司会で登場してるし。
「元祖高木ブー伝説」は、寺山修司っぽいというか、江戸川乱歩っぽいというか、サーカス舞台のアングラな感じのクリップに仕上がっていて、お気に入りです。
「釈迦」は、おーけんがチェーンソー握り締めて、女子大生風の女の子を追い掛け回し、その途中で当時のメンバーを次々殺していく、なんか自主制作映画みたいなつくりで、メンバー一人ひとりの殺され方が面白いかも。
こういう映像を、ビデオテープを巻き戻したりしなくてもいいし、画像劣化を気にしなくても見る事ができるなんて、なんて幸せ!です!
武道館でのライブ映像が入っていて、これもすごくいいです。
個人的には「歩くプラネタリウム人間」のライブ映像がすごくカッコイイと思います。