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ラガド 煉獄の教室

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 光文社
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空気書け!! ★★★★☆
空気書け!!

あらすじ

11月4日午前8時30分。中学校に1人の男が侵入。
1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。
「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲劇が襲う。
一見単純に見えた事件だが追えば追うほど、像は歪み・・・
第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

感想

もったいない。

いじめ、クラス崩壊。
非常に現代的な空気感を描いた作品です。

小出しにされる情報の扱い方が上手くて
事件はそのたびに様変わりしついつい先が気になり
ページをめくる手が止まりませんでした。

ただ、もったいないのは謎の組織を登場させたこと。

謎の組織は万能薬ゆえに劇薬で
よほど緻密な世界観がある、あるいは、壮大にバカバカしい。
どちらかに振りぬかないと、物語をつまらなくさせてしまいます。

やや、事件の真相と組織のバランスが悪かったかも。

それでも一作目でここまでグイグイ引っ張るとはさすがの一言。
二作目ではどんな飛び道具を用意してくるのか。
楽しみな作者です。

読んでからの一言
十年前では描けなかった作品かも。
帯につられて期待したわりには ★★★☆☆
今回がデビュー作ということもあり、文章が多少稚拙な気もするが(もしくはワザとああいう文章なのかもしれないが)スピード感があり、全く中だるみせず、最後までワクワクしながら読めます。先を早く読みたい衝動に駆られるという点についてはピカいち。ただ、すっごく期待して読んだせいか、最後がそんなに衝撃的ではありませんでした。
最後はミステリというよりホラーに近かったような気がした ★★★☆☆
事件を色々な側面から検証し、その都度主役が変わる展開により真相が二転三転して、最後まで楽しめた。教室の見取り図による事件の再現も、斬新な発想で分かりやすかったと思う。ただ、最後はミステリというよりホラーに近かったような気がした。また、警察が捜査していて当然のことをしておらず、マスコミの方が先に情報を掴んでいたりするのも納得できなかった
結末には世にも恐ろしい真相 ★★★★★
私立中学校の教室で起きた無差別殺傷事件。犯人は2ヶ月前にこのクラスで自殺した娘の父親。しかし捕まった彼は事件前後の記憶を喪失していた。そこから始まる事件当時の検証。事件はなぜ起こり、そのとき何があったのか。
二転三転する展開は見せ場の連続。また教室内の生徒達の位置を表した図が多く載っており、事件の経過が視覚的に分かりやすいよう工夫も施されている。そして最後にはこの図がとんでもない光景を演出するのに一役買っている。
予想外の結末との謳い文句に刺激されて手にした今作。そして度肝を抜かされてしまった。あの奇抜な結末は確かに誰も予想がつかない。だが驚き以上に恐怖を感じた。92枚目の図に寒気を覚えた。ホラー小説でも久しい感情を揺さぶられるとは思っていなかった。まさに侮れない作品だ。
予測が出来ない展開で面白いが・・・・・ ★★★★☆
次々に予想が裏切られる展開。読みやすくスピード感のある文章で数時間で読み終えた。確かに面白いのだが、警察に非公式に指揮命令できる情報機関があって、事件関係者の会話が全て盗聴されているとか、一流進学校の設定なのに質の悪い生徒が多い。理事長や校長があまりにも無能であるなどかなりリアリティに欠ける部分もあった。