グリーンの飾り方・アレンジの方法は、モダンで新しい感覚のものが多く紹介されています。園芸のプロの方の、グリーンに囲まれたご自宅の例もありますが、どの植物の写真もアングルが良くて、ひとつひとつの植物がカッコ良く写っています。
本の中で紹介されているグリーンもそのへんのホームセンターなどではあまり見かけない、草姿の珍しいものが多いので、人とは違うグリーンを探している方や、新しもの好きな方には嬉しいかもしれません。
この本自体、厚くて良い印刷用紙で出来ていて、見るからにスタイリッシュな雰囲気です。
都会のおしゃれなマンションにお住まいの方に似合いそう…。
ただ、写真がきれいな分、この値段にしては内容量は少ないです。
栽培方法なども最低限のことしか載っていないので、全くの初心者には向いていません。植替え方法や越冬方法など詳しく知りたい方は、これとはまた別の本も買ったほうがいいです。
実用本というよりは、モダンなグリーンのスタイルブック・インテリア本ですね。
グリーンのネット通販体験ルポや、グリーンのオンラインショップが多く紹介されていたりするところ、時代の流れを感じます。

田舎住まい・ただの植物好きには、ピンとこなかった本です。

インテリアグリーンと言えば、幹がツイストになったベンジャミンや、編み込まれたパキラ等、人の手を加えて仕立てられたグリーンを想像される方も多いと思いますが、最近は曲がった幹や自然な枝ぶりを個性として生かしたグリーンが人気を集めています。この本は、そんな「イマドキ」のグリーン達に出会える本です。掲載されている品種の中には、専門店に足を運ばなければお目にかかれないものも含まれていますが、オンラインショップのＵＲＬも掲載されているので、インターネットを利用できる環境にあれば特に入手に困る事は無いでしょう。グリーンと器のセレクトは、まさにセンスの見せどころ。ナチュラルな感じに…またはオブジェのような感じに…、器次第でイメージがガラリと変わるのをこの本で体験して下さい。自分の好みを知ったり、感性を磨くには最適の本だと思います。クールで都会的な仕立ても数多く、男性にも十分楽しめるでしょう。手入れに関しては２ページ分のごく基本的なものにとどめてあり、土の種類やふやし方、病気の対処方など、園芸的な記述はありませんので、園芸本というよりは「インテリア本」として考えた方が良いと思います。インテリア感覚でグリーンを生活に取り入れた方は、別に園芸本を購入して植物の生態や手入れ方法を知る事が、お気に入りのグリーンと長く付き合えるポイントになるでしょう。写真は植物の置いてあるポイントのものが多かったので、全体的な雰囲気はやや掴みにくい感じがしました。お部屋全体を写した写真を増やした本になると、部屋に対するグリーン割合や大きさの感覚をもっと知る事ができるはずです。