大宇宙のロマンと恐怖
★★★★★
限りなく広がる大宇宙の、ロマンと恐怖を感じさせてくれるアルバム。
古典SFのようなキラキラ感に、雑誌「ムー」っぽいオカルティックなフレーバーもあり。
かつてSF小説に胸躍らせた人、天体望遠鏡で夜な夜な空を眺めた人、
ゴールデンレコード、モノリス、超古代文明等の単語に反応しちゃうような人にはドンピシャな世界観でしょう。
ちなみに、M1のPVはこのアルバムの世界観をばっちり表現していて素晴らしい出来です。必見。
個人的には、遠い宇宙の遠い未来を描いているのに、聴いていて妙なノスタルジーを感じました。
最近は宇宙の話題といえば軍事利用のような現実的で物騒なトピックばかりで、宇宙にロマンを感じる機会も少なくなったなあ…と。
それだけこのアルバムにイマジネーションを喚起する力があるということでしょう。
余談ですが、3ピースでこれだけシンセやコーラスで音を重ねていると、ライブでどう再現しているのか気になりますね。