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喜びも悲しみも幾歳月 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 松竹ホームビデオ
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昭和には、人生の深い味わいがあるね。 ★★★★★
そもそも、このタイトル曲が子どものころから好きで(カッコイイよねー)、映画も観ておこうか?とゆーのがきっかけ。

灯台守という、とてもニッチな職業を描いたお話で、どれだけ共感できるかナゾだったけど、
観てから5年以上経つのに、かなりのシーンを思い出せるという、私にとってはきわめて珍しい作品です。

いろんなことがあるよ、人生には。うれしいことも。悲しいことも。

と書くと、まんまこの映画のタイトルになっているけど、等身大の人間の寡黙な人生のストーリーが…描かれている。

離島の隔絶感。北国の過酷。台風の試練。シャボン玉のような新婚のつややかさは、そうして人生の深い皺を刻んでいく。

ハリウッドのようなわかりやすいドラマチックさはない。けれど、やってくる運命を、
へその下に力を込め、受け止めて生きていく感じ…まさに日本人なんだよね。

あー、この感じ、うまく表現できないなー。でも、ほんと、いい映画です。最近の映画システムじゃ、きっとつくれない。
見終わった感じは、さわやかだと思う。もしかしたら、「ニューシネマパラダイス」なんかの感覚に近いかも。

企業の中間管理職の方とか観たら、ものすごく共感するんだろうと思います。もちろんいい意味で。
昔の映画は実にすばらしい ★★★★★
現代の映画からすると、テンポはスローだが、そこが良いのかもしれない。
考える時間もなく次に進んでしまう今の映画スタイルはどうかな? と考えてしまう。
今の世情にこの様な家族の愛、隣りの人への愛が必要なのではないか。
全編感動の嵐★ ★★★★★
木下恵介アワーでテレビ版を見ていましたテレビ版は感動の嵐でした、映画版は初めて見たのですが、さすがに巨匠、木下恵介の黄金期の作品、全編感動の嵐です、戦後10年くらいの作品なので当時の時代の手触り、残像なんかもしっかり残っていて素晴らしく、この当時でなければできなかった作品、木下恵介のDVD BOXが欲しくなりました、絶対買おう★★★★★
NO.77「よ」のつく元気になった邦画 ★★★★☆
<元気コメント> 
 時代、生活環境が次々と変化していく中で、互いに支えあってゆく夫婦の姿に、生きていく元気を頂きました。
「喜びも悲しみも幾歳月」、「明日に架ける橋」、難破した水夫の話 ★★★★★
 芸術家は弱いものの味方だったはずなんだ、というのは、太宰の言葉だが、〈弱いものの味方〉の元祖は、イエス・キリストである。イエスは言った。私は、正しい人を招きに来たのではない、罪人を招きに来たのだ。また、言った。丈夫なものに医者はいらない、私は病人のために来たのだ。映画や文学を受け入れる人も、また、同じだと思う。自分の生き方に迷いのない人、自分を「正しい」と信じて疑わない人、自分の欠点に悩まない人にとって、文学や映画は、必要ないのだと私は思う。かく言う私は、映画には全くと言っていいほど興味がなく、文学に関しては、太宰のほかはほとんど読んでいない。
 私にとって本作「喜びも悲しみも幾歳月」とサイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」と、太宰治が繰り返し語った、難破した水夫の話とは三つながら同義語である。「喜びも悲しみも幾歳月」では、主人公の燈台守が、大嵐の中、荒れ狂う波と闘いながら、命がけで燈台の灯を守る感動的な場面がある。燈台の灯を守ることは、船乗りの命を守ることである。燈台守の行為は、美しい。燈台守は、かくあるべきである。「明日に架ける橋」では、荒れ狂う波にかける橋のように、この身を横たえよう、という自己犠牲の美しい歌詞がある。難破した水夫の話では、燈台守一家の幸福なひとときを守るために、難破した水夫が命を落としてしまう。太宰は、難破した水夫のほうにスポットライトをあてたが、これは、太宰のミス・リーディングではないか(ちなみに堀部功夫氏は、太宰が探偵小説を好んだことを指摘している)。実は燈台守の行為にこそ、スポットライトをあてるべきではないのか。燈台守はその日、燈台に灯をともし忘れた。だから、水夫は難破し、命を落としてしまったのではないか。木下惠介さんは、太宰の難破した水夫の話を読み、私と同じように燈台守の行為を読み取り、燈台守の、あるべき姿を本作「喜びも悲しみも幾歳月」に定着させたのではないか。そんな気がする。