寛げる音楽
★★★★☆
昭和35年前後の頃、当時出始めたステレオ電蓄を父が購入し、そこで聞いた鈴木章治とリズムエースが子供の私の心に残って、以来、普段は忘れているはずなのに、今でも会議中等に突然頭の中にその
メロディーが浮かび揚がってあの高揚感を思い出すことが度々ありました。
このCDを購入して、自分の頭に焼き込まれた思い出が、更に一層色濃くなり、このような
CDが販売継続され、また容易く迅速に購入できる時代を作り上げた人々に感謝致します。
・・・本当は、鈴木障治とリズムエースが演奏する、黒い瞳,ステンカラージン(当時45回転
ドーナツ盤のレコード)も聴きたかったのですが、今後の販売を期待いたします。
戦後の日本ジャズでクラリネットの存在は
★★★★★
微妙なものがありますが、鈴木章治は鑑賞に耐える本物です。
いや、でした。(1998年没)
ハードなプレイも余裕ですが、何と言ってもハートに迫る唄物に
真骨頂があると思います。
キングオブスイング?
★★★★★
この作品は鈴木章治の名演ばかりを集めた作品です。日本のベニーグッドマンと呼ばれながら。このアルバムではかなりモダンな面も見せている。特にこのアルバムに納められている松本英彦とジョージ川口を迎え録音されたラバーカムバックトゥミーは圧巻の一言に尽きるクラリネットという楽器であれだけモダンな演奏ができる人は他にいないだろう。バディデフランコを遥かに超越したモダンプレイだ。他にもピーナッツハッコーや若くして亡くなられた大給桜子さんも参加されています。若いフレッシュな20代の時から往年のモダンな演奏まで鈴木章治の全てがこれ一枚で知る事が出来ます。