ナナの様々な形の愛の姿が散りばめられたアルバムの様です。
言わば，人生の区切りの箇所箇所に出会う様々な愛の形を，パスポートで世界を巡る旅に見立てたアルバムにまとめたのではないかと思わせる曲の編成です。
別れが有り，出会いがある。別れてもまた巡り会う別れ。最後はAmazing graceで締めくくられる事は，人生の中での出会いそのものをAmzing graceとして神に感謝を捧げる。（私は無宗教の身ですが，その人一人ひとりが感じる神と捉えれば良いと思います。神で無くても良く自分を育んでくれている環境の中に潜む人を越えた存在で良いと思います。）
聴いてみると，何らかの形で現時点の自分自身とマッチする曲が所々で出てきます。
アルバムを聴き終えた後には，後ろを振り返るのではなく，次の国に旅する様に前に進み出て見ようと思う気持ちが高まると思います。
是非，ちょっと凹んだ時とか，岐路に立った気分の時に，このアルバムを聴いて戴き，人生のパスポートとしてポジィティブ・シンキングで前に踏み出して見ては如何でしょうか。

どういう風の吹き回しでしょうか。ナナのディスクを続けざまに三枚も買ってしまいました。これは、ナナのヒット曲とカバー曲を幾つか集めたディスクです。値段も他のものに比べて安く、たくさん曲も入っています。お勧めは、ブレルの”season in the sun",ピアフの"愛の賛歌”、”日曜はダメよ”そして" And I Love you so"です。でもナナのフランス語は迫力ないね。