目次を見ればわかるように、タイの象を鼻の先から
尻尾の先まですべて語った本です。タイの象に関する
百科事典と言えるでしょう。本書により、つまり象学
(コッチャサート:こういう学問分野があるのはさすが
象の国タイならではです)によりタイの歴史、文化、社会
に対する理解が深くなったようが気がします。
中身はたいへん濃いのですが、文章が平易なうえ、
写真と絵と図表がたくさん使われているのでとても
読みやすく、楽しんで読めます。
象のみならずタイに関心のある人すべてにお薦めです。
もっと早く読んでおけば良かったと後悔しています。