現在実務の基本書
★★★★★
保険契約法について現行刊行されている書籍のうち、実務で最も参照されているものである。
基本的なところはこの本を理解していれば十分と言える。
ただ、場所により実務にはなじまない場合もあり、その点は注意を要する。
契約内容が理解できます
★★★★★
保険の締結はいたって簡単に出来ます。しかし契約内容まで理解出来ない事が実情です。保険商品全般にわたっての契約行為を理解するには必携の書です。
生保レディ対策
★★★★☆
保険会社(生保・損保とも)による契約違反の保険金不払いが大きな問題になっています。あのようなことが起こる理由は、皆誰でも思い当ることでしょう。契約あるいは法律についての知識不足が自らの損失を招くことの格好の例証と言えるでしょう。
保険契約やその仕組みは難解であり、昼休みのオフィスに出入りする口達者な外務員でさえどれほど理解しているのか怪しいものです。やはり保険は自分の生活を守る大切な手段なのだから、一度は本書を手に取って、保険についての基本を身に付けたいものです。
本書は、基礎理論から始まり、損保・生保等にかかる保険業法の解説、判例、理解を助けるコラムがバランスよく配置され、民法の基礎的素養さえあれば、楽に通読して十分に理解を深めていける構成になっております。保険料がどのように算定されるのか、という数理計算は出てこないのが助かります。
カバーする範囲としては、江頭憲治朗の「商取引法」とそれほど違いはないと思いますが、版がコンパクトで、横書きであることも含めて、トータルな読み易さは抜群です。