最近まで｢男の娘｣を｢オトコノムスメ｣と読んでいた私です…。
｢プラナス｣を｢プラチナ｣と読んでいた私です…。

私は基本的に、どんなに可愛かろうと男であればどうしても萎えてしまって、
萌えるどころか読まないまま食わず嫌いで終わることがほとんどです。
(｢放浪息子｣とか好きな作品もあるけれど、あれはあくまで男の子なので)

ところがこの｢プラナス･ガール｣は自然と受け入れられました。
えらく可愛く見えるのですよ、ヒロイン？が…。
そう感じるのには絵柄だとかくるくる変わる表情だとか性格だとか
色んな要素が絡んでるんでしょうけど、
個人的に一番だと思う理由は、彼女(彼)が実際のところ、
｢よくわからない｣からだと思いますね。

確かに藍川絆は自分を｢男｣だと公言し、周囲もそれを認めてますけど、
彼(彼女)が男性であるという確定的な描写は一切ありません。
つまり主人公の槙くんが日々感じているのと同じように、
｢もしかして女なんじゃ…？｣｢もし女の子だったら…｣
という意識(期待かもｗ)が常に頭の片隅にあるんですよね。
また作者もそれを計算して描いていると思うので、
そうなると今後の展開が俄然楽しみになってくるわけです。

これらの要素を差し引くと、絵が可愛い普通のラブコメです。
でもこの要素があるからこそ、他では味わえない面白さがあります。
この｢どっちなんだ！｣感で今後も目一杯ジレンマを与えてくださいね。

今巷で話題？の男の娘モノです。
内容はいわゆる主人公とヒロイン(男)の学園ラブコメ。
作風もキャラクターにマッチしていてとても魅力的です。
ただ、女装少年を謳ってはいますが全年齢作品のためか
男という設定に多少無理があると感じたのは否めません。
ですが、制限を越えない範囲できっちりポイントを押さえているので、
そのテのファンも納得のいく出来だと思います。
女として振舞う男の心理や、主要キャラ二人とサブキャラの絡みなど
今後も気になる要素がたっぷりです。

「男の娘入門書」とは言い得て妙ですね。

最近では珍しくはなくなってきている(？)男の娘作品です。
とにかく絆ちゃんの魔性っぷりが良い！
絆ちゃんを見るだけでもこれを買う価値ありではないでしょうか。
後、独特の世界観も個人的には気に入っています。
確かに詳細設定に関してはまだまだあやふやな部分はありますが、細かい事気にせず読む事をオススメします。

絆ちゃんがかわいい。
これだけで飯を三杯ほど食ってからレビューを書くわけですが、
まあとにかく女装男子という枠組みを考えた場合、
それはあくまでも女装した男子であって、
女装してはいるものの中身は精神構造はまんま男であり、
「ボク男なのに…」的な。
そういった恥じらいが、一般的な女装男子の味わいかと思う。
しかし絆ちゃんは違う。
中身がよくわからないほど女の子なんであって、
それはもうただのかわいいボクっ娘かと思うほど女の子なのである。
でも、公称は男子。
ようするにその一般的な女装男子とのギャップを
絆ちゃんというかわいさで曖昧にしてしまうのが、
絆ちゃんの素晴らしさで、そこがまたおかわり状態。
「こういう娘、けっこう身近にいそうっスよねえ」と言った宮君へ。
いるのならぜひ紹介して欲しい。
こちらは何も問題無い。

学園物のラブコメディ。だけど、相手は転校してきた女装男子。
まず設定は「女装した男子」すなわち「女装っ娘」(男の娘)と、一般雑誌にしては新しいと個人的には思う。
しかし「女装する意味はあるのか？」と問いたい。
私自身、途中で読むのを挫折したのではっきりと覚えてはいないが「全校生徒および先生方はそれを受け入れている」という事が、まず鼻につく。
「漫画だから」とか「可愛いから」という理由で通るような設定なのであれば、さらに見たくなくなる。
だったら最初っから女子で良いとも思う。現に作者の絵柄は嫌いではない。
後あとで「本当は女の子でした」と言うオチで終わるのであれば、夢オチ以上に許せない終わり方だと思います。

オチの期待も含めて☆2で失礼します。