視聴率的には、2クール続いた堂本剛・ともさかりえ版には及ばず、1クールで終了となったこのシリーズ。よって多分これが実写版・金田一少年の事件簿のラストになると思われる。
莫大な遺産を残して病死した人気作家:山之内恒聖の遺言により、湖に浮かぶ露西亜館にて、推理ゲームが行われる。しかし閉ざされた館の中で連続殺人が起き、相続候補者が一人また一人消えていく、という物語。小説「そして誰も居なくなった」の密室版といったところだ。
前シリーズがかなりの人気だったため、予算はたっぷり取られているようで、とにかくセットが豪華。特殊撮影も気合いが入っている。更に出演者も有名人がずらり。
今回の見所は、何と言っても宿敵:高遠遙一と金田一の対決である。殺人芸術家を名乗り、何度も金田一を欺いてきた「もう一人の天才」高遠だが、今回は珍しく金田一が完全勝利を飾るストーリーになっている。
人間の「裏の顔」をえぐり出そうとする高遠に、食い下がる金田一。犯人を血祭りに上げると言い放つ高遠を、一歩リードして真相を掴んだ金田一は、宿敵:高遠と話を付け、犯人を相手に大芝居を打つのである。
犯人に昔の自分を見た高遠は、主義に反して、犯人に危害を加えることなく去って行く。
切れ者であるという設定の高遠遙一ゆえ、ゆっくりした藤井尚之のトークはいまいち迫力不足だが、ワルっぽい松本潤のNEW金田一に合ったストーリーではあった。
撮影の殆どが屋内だったので、鈴木杏の美雪の、可愛らしさを演出する場面がなく、ファンはちょっと不満かも。
あと、メイド役の橘 実里ちゃんも、がんばってます。実は秘かにファンで、彼女目当てにDVDを買ってたりして(苦笑)。
♂30代の戯れ言でした。
P.S. ロリコンじゃないよっ!ホントだってば。 でも吉野紗香は好きだなー(自爆)。