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国防論

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: アスコム
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まさに「暴論」 ★☆☆☆☆
日本がいかに脆弱な国か少しは認識しているのだろうか。
日本は、長い海岸線に囲まれ、わずかな平野部に膨大な人口が密集し、エネルギーや食料の大部分を海外に依存している。
武力で守るには、日本はあまりに脆弱である。

この能天気四人組は、大都市が戦場になったことを少しでも想像してみたことがあるのでろうか。
阪神大震災や数々の災害で、日本の脆弱さははっきりしているが、
日本が戦場となって、さらに凄惨で壮絶な後継が全国的に繰り広げられたとき、
この能天気四人組はどんなコメントをするのだろうか。

平和を守るのに戦車も戦闘機もいらない。
自称「自衛隊」という軍隊なんか解体して、災害派遣、海外援助(貧しい国が自立するための援助、医療・福祉・教育などの援助)の組織的活動を積極的に行えば、
世界中から尊敬されるうえに、戦争などとは無縁な国が作れる。
今の防衛費(という名の軍事費)の百分の一、いや、千分の一でも相当のことができる。

おそらくこういう論は空想的との批判があるだろうが、
こういった平和外交の徹底こそが「リアルな平和論」である。
武力で日本を守れると思っているほうが「能天気な空想的平和論」である。

「自分の国が滅んでもかまわない」とさえ思って、核などを含む攻撃をしてくる国があったり、都市でのテロによる攻撃があったりしたら、いくら軍備を増強してもほとんど意味がない。

「軍備の増強による国防」と「徹底的な平和外交による国防」
どちらが現実的な国防なのかは、はっきりしている。

日本の将来に暗澹たる思い ★☆☆☆☆
現場からの国防論ならそれも良し。しかし、懇談者は全員自衛隊の最高級幹部のはず。「中国を脅威じゃないと考える自衛官がいたらそれこそ問題」などと言っているが、中国が脅威対象とだけ割り切れない存在だからどう向き合うか悩ましいのではないか?安全保障の中枢クラスがこの程度の底の浅い議論しかできなくて日本の国防は大丈夫か?
軍人たちの言論・思想の自由を保証せよ ★★★★★
元航空自衛隊・航空幕僚長 田母神俊雄、元海上自衛隊・統幕学副校長 川村純彦、元陸上自衛隊・中部方面総監 松島悠佐、コラムニスト 勝谷誠彦という元陸海空軍の人々とジャーナリストの討議をまとめたものであるが、そもそもこのような企画が出てきたことに意義を見出したい。今までは自衛隊というと公的には何もしゃべらないためかえって誤解されていた側面も多々あるのではないか。組織論に始まり歴史認識、アジア各国との外交、自国の安全保障の状況などが語られるのであるが、やはり現場の声は生々しく重たく響く、これを機会に現職の自衛隊員にも言論の自由が実質的に保証されることを切に望む。アメリカではコリン・パウエルがそうであったように、国防の現場がどのように考えているかが、常に国民に伝わるということこそが、国民の安心にもつながるのではないか。自衛官の口を防いではいけない。ましてや自虐史観という特定思想の押し付けなど論外だろう。
バランスをとるために ★★★★★
表紙を見ると「国防論」と共に「国暴論」とも読めます。
これはパンチが効いているなと。
田母神さんの言い分はおおむね賛同しますが、核保有のくだりとかやはり部分的にアブナいと感じます。
しかし日本人に田母神さんのような保守論者がいなくなるとそれは逆に危険だと思うし、
逆に田母神さんの論調に同意する人だけになってもそれはそれで怖いと思いますが、
要はバランスの問題なのでしょう。
日本ではNHKやTBS、朝日新聞テレビ朝日といった大手マスコミの多くが偏向も辞さない程左寄りなので、これ位田母神さんには暴れてもらった方が良いのでしょう。
内容的に特に興味深かったのは、自衛隊は例えば大震災の時の救助活動等で活躍したにも関わらず、どうしても上記のような左翼系メディアによって悪い部分ばかりがピックアップされてしまいがちだというくだりでした。
あれだけ自衛隊を批判していたピースボートが結局海賊から自衛隊に護衛してもらうなんていう事もありましたが、「自衛隊は違憲」なんて言ってる人も良い部分は評価してあげないと駄目でしょう。
反骨の漢たち ★★★★★
「優秀な人や、国防意識の高い人ほど早く辞めていく」と言われる自衛隊だが、田母神、松島、川村の三氏とも、現役時代はさぞかし背広組や事なかれ主義の制服組に煙たがられたのでは?そう思わせるほど三人の国防に対する熱い想いが伝わる。イージス艦あたご衝突事件の際の福田、石破両氏の責任逃れ的態度、自衛官を信用しない防衛省の役人や政治家たちのアホさ加減、等々読んでいてアタマ痛くなるような話も多々出てくる。しかし、やたらと飛び道具をちらつかせる、何しでかすか分からない国家がすぐ側にある今、国防は片時も疎かにできない国家の優先事項である。反骨の漢たちの言葉が国防意識の向上に役立ってほしいと願ってやまない。