先日の朝日新聞の読書欄でも紹介されていましたよー！！
何度読み返しても心地よくなる写真と文章。
海の家もなくなって海も静かになったことですし、
天気のいい日はビーチコーミングに行こうと思います。

FMでこの本の話題が取り上げられていたのを聞いて早速購入。
やわらかな写真と読みやすい文章。環境本にありがちな押しつけがましさもなく、
私もビーチコーミングをやってみたくなりました。

この夏に買った本の中で一番お気に入りです。

　産廃問題ですっかり問題になった豊島でビーチコーミングをやっています。
　2001年の遮水壁の工事によって、汚染水の湧出が止まり、色々な生き物が不法投棄現場北海岸の干潟に戻ってきました。アカニシやアカガイやタイラギやオサガニやモクズガニなどなど…。
　北海岸でビーチコーミングをしていると、おびただしい数のアサリや桜貝の打ち上げが見られます。かつて産廃で汚染される前には、潮干狩りをすると、無限に採れ続けたというアサリや桜貝でしたが、でもまだどちらも戻ってきません。拾った桜貝は白っぽく風化したものばかりです。観光地のお土産屋で売っている綺麗な透き通ったピンク色のは北海岸では見られません。でもこのくすんだ桜貝こそが、30年も続いている豊島の産廃撤去の闘いの証人のような気がして集め続けています。
　湘南の綺麗な海で、黒潮が運んでくるいろいろな｢寄り物｣の写真をこの本で見ていて、やはり豊島の北海岸の桜貝の貝殻の事を思ってしまいます。
　本の中に書いてあった、桜貝でピンク色に見える浜みたいに、早く透き通ったピンクの桜貝であふれる干潟に戻って欲しいです。

知り合いに教えられて買いました。
文章も読みやすく、写真もステキだし、雰囲気が伝わってきます。
内容的には子供たちへの環境教育としてもいいのかな・・・と。

それにしても、こんなにいろんなものが打ちあがるとは知りませんでした。
そういう意味ではとても面白い遊び（？）だと思います。

決して海の近くに住んでいるわけじゃないんですけど、
この本は逆に海を身近に感じさせてくれます。

この本、いいです！！

～海というフィールドから学べることは無限に有ると思いますが、それらは得てして何気ない遊びからだったりします。釣りやヨットやサーフィンなど、最低限の道具が必要なものと異なり、ビーチコーミングは道具も必要なく、気ままに親しむことができるという点もよいですよね。そしてビーチコーミングが遊びとしてだけではなく、さまざまな学問にも精通するとい～～うことにとても感銘を受けました。それらは生態系だったり民俗学だったり、とても多種多様ですね。何よりも「ビーチコーミングから海の環境を考える」というメッセージも大変意義深いものでした。素敵な本を手に入れられてとても満足しております。～