好きなだけに。
★☆☆☆☆
イシュヴァールの話は凄くショックでした。
批判して何様?と言っている方がいますが、向こうはプロです。プロだからこそ、視聴者として「ここはこうして欲しかった」と言ってしまうものです。遠回しに言えば批判ではなく意見です。
ロイ達が背負ってきたイシュヴァール殲滅戦、一話であっけなく終了して本当に残念。
原作者の荒川さんもイシュヴァールの話を描く上で、第二次大戦を経験した方にインタビューをした。と言っています。 イシュヴァールや戦争に対する荒川さんの姿勢も考えて、ゆっくり丁寧にやって欲しかった…。
そして、アニメ派の人は一体どう思ったのでしょうね。友人に聞いたらやはり、「短くなかった?原作でもイシュヴァールってあんなに短いの?」の一言でした。
心折れた。原作は一巻丸々使ってるよ…。
補いあう2つの「鋼」
★★★★★
制作側自身も「2、3話はかけてじっくりやるべきかと迷った」と語っていた、件の第30話。
原作では丸々1巻分にも及ぶストーリー量をなんとたった1話の30分弱にまとめたこの話数は、
やはり当時「薄くなった!」「物語の本質を分かってない!!」と
悲鳴を上げる原作ファンの方が多かったように思います。
でもすんません、叫ばせてください。
30話、好きだああぁぁあぁ!!!(笑)
そも「鋼」の漫画版はとても群像劇的な物語で、必ずしも「主人公=読者視点」ではありません。
それが特に顕著なのがこのイシュヴァール編で、その過去編のさなかは
本っ当に徹底して一切(現在の)エドは出てこず、
読者は完全なる「神の視点」で、眼下でちっぽけな人間たちの陰惨な歴史が刻まれてゆくのを
ただ見守ってゆくことになります。それゆえの絶望感、重厚さ、高尚さでもあったのでしょう。
―でも本当に、「ただ」見守るだけで。
漫画で読んだ時に心の片隅に感じたそのもどかしさを、でもアニメ版は見事にクリアしているのです。
「過去編」ではなく「リザが主人公(=視聴者の代表)に語った物語」として構成したこと。
そのため多くのこまごまとしたエピソードは削られましたが、かわりに
過去の人々の悲惨な運命、決断に「その都度」息をのむ主人公エドの姿が描かれました。
これが実に大きかった。
エドの気持ちにシンクロして、見守るだけじゃなく、視聴者側も自然に過去の人々を悼むことを。
そしてエドがさらに固めた決意は、リザや過去の人々の思いを未来へも繋いでくれる
明らかな「救い」を、物語にもたらしてくれていたように思います。
監督の言った「あたたかい鋼」の本質は、おそらくこういう所にあるのでしょう。
原作が高尚な神の目線からの作品なら、FAは地ベタをゆく庶民派なのかもしれませんね。
原作がつづる壮大な歴史物語に、さらに人々の体温をも付け足してゆくFA。
このアニメと原作、実はお互いを補い合う、結構よいコンビなのではないでしょうか?
絶対買い!!
★★★★★
話は確かに薄くなってますが、それはそれで良いかと思う批判する人は何を期待してるのか知らないけど、「批判して何様のつもりだ?」と言いたいですね話は漫画を見て分かってるだろうに内容が薄くなっても当たり前だ、それに50話ぐらいでどうやっておさめろって言うんだ?無理でしょ!!そこら辺理解してから批判をしろ、動いてるだけでも有り難く思え。