「宮本武蔵」に匹敵する名作
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とある人のブログにて この本が無性に読みたくなり、手にとってみた。
2日間かけて、読み上げた。
もっと前に、人生の岐路が目立った大学生時代に出会えればと、悔やまれる。
より多くの若者に読んで欲しい名作である。
感動!
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大戦中の飛行機と言えば特攻隊しか頭に浮かばなかった私にとって、この本は全てが驚きと発見だった。
航空隊になるまでの厳しい選抜、その為の努力。勝利の為の切磋琢磨。エースとは瞬間瞬間を上手く戦うのではなく戦場に赴く前から考え、有利に進める(先手を取れるか)ように行動する事なのだと知った。
映画のように派手にアクロバットをし撃ち落としていくのではないのである。
一般に旧日本軍の安易な作戦行動にしかスポットはあてられない気がする。未読の方には是非読んでエース達の横顔に触れて欲しい。
世界に誇る日本の戦闘機 零戦
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「エースサカイ」と後にその功績を敵国にも称えられた零戦のエースイパイロットの自叙伝。日本の航空史に残る名機「零戦」を巧みに操り敵機を撃墜するくだりからは、当時の世界一を誇ったわが国の航空機開発技術とパイロットの空戦技術、サムライスピリッツを読み取ることができます。「零戦」と聞くと、「特攻機でしょ?」などと誤解をされてしまいますが、そのように思っている方には是非読んでいただきたい本です。
また坂井さんの撃墜数もさることながら、小隊長として上官を敬い部下をかばうその姿勢は「リーダーとは如何にあるべきか」ということを考えさせられます。
「不戦の誓い」を忘れてはいけません。しかし同時に「日本人の誇り」も忘れてはいけないのです。
若い人にも是非読んでもらいたい
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200余回にわたる出撃で64機を撃墜したことよりも、200余回の出撃で列機を一機も失わなかったことを誇りに思うという氏の言葉が心を打つ。
若い人たちに是非読んでもらいたい。
空戦の鬼、零戦の鬼
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読む者を引き込んで離さない、卓越した文章で、戦闘機空中戦の描写などは豪快で迫真に迫っており、読む者を圧倒するでしょう。このような文章が書けるという事だけでも、著者の類稀なる才能を感じます。
また、海兵出身仕官と下士官・兵の隔たりを痛烈に批判するなど、旧海軍の体質に対する憤りが各所に感じられます。どのような隔たりであったかは実際に味わった人にしかわからないと思うけど、きっと相当悔しかったんだと思います。読んでいて私も海軍の出身、階級による異常なまでの差別化に憤りを感じましたね。さらに空中戦の方法というかノウハウや零戦についての細かい操作なども多数記述されており、零戦ファンにもうれしい一冊です。ちなみに撃墜数は64機となっていますが、海軍では個人戦果を認めない方針(編隊空戦)であった為、実数は定かではない。本書は海外にも翻訳出版され、100万部を超えるベストセラーとなっています。みなさん是非読んでくださいね。