ケルティック・ミュージックと云うと大方の方が、ああ又ああいう音楽かぁと蔵書を思い浮かべてうんざりしてしまう向きが必ずいらっしゃるとは存知ます。
そのような方のお気持ち十分、察した上でこれは五つ星で十分お奨め出来るディスクです。
ケルツと云うと、バロック音楽を思わせる様な御馴染みの、ヒラヒラしたフレーズではっきり云ってｅｎｙａの新作でもない限り2枚は要らなかったなぁって思う方も多々でしょう。
これも実は音楽の特徴はその範疇から免れません。しかしです。これは、音楽の構成、特に音楽性がハイ・レベルで著しく高度でしっかりした新鮮な感動を呼び覚ますだけの質を持った素晴らしいアルバムです。
かく云う私もケルツは50枚以上持っていると思いますが、ｅｎｙａを例外においた処で、新たに買ってみて本当に感動できる、買って好かったと思えるアルバムで稀にみる大当たりでした。
ともかく曲がいいのなんのって格調高くしかもＰＯＰなこと限りない出来です。演奏も素晴らしいです。駐：演奏が素晴らしいだけで奨めているんじゃないですよ!　
価格の都合上引いてしまうのは判りますが、セールスしている時だったら買った方がいいのでは？
御伽の世界に迷い込む様な不思議な魅力に溢れています。ヴォーカルは出てこないのですが、それを差し引いても素晴らしい。出だしから自然と心にすっと入ってくる心を鷲掴みされるそんな音楽です。