スーパーモデルとしてファッション界のトップに立ったジアだが、両親の不仲が原因で幼いころから愛情に飢えていた。愛情が深く独占欲が強い彼女ゆえ、恋人たちはその愛の重さに絶えきれず去っていく。彼女は寂しさを紛らわせるために、次第に薬物に依存するようになっていき…。
実在したモデルのジアを演じたアンジェリーナ・ジョリーが圧巻。華やかな世界のトップに君臨していたヒロインが、薬物依存症になって落ちていく姿を体当たりで熱演。ヌードも持さない大胆さ、微妙な心の変化など、彼女の女優としての底力を見られる1本。共演はフェイ・ダナウェイ、エリザベス・ミッチェル、マーセデス・ルールなど。作家のジェイ・マキナニーが脚本を担当している。(斎藤 香)
切ない
★★★★★
最近たて続けにアンジェリーナ・ジョリーのDVDを見ています。
ポワゾンの妖艶さもいいし、Mr.&Mrs.スミス、トゥームレイダーのかっこいいアンジーもいいのですが、この作品は彼女の演技力がひときわ光ります。
母親にボーイフレンドに女社長にそして恋人リンダに必死を愛を求めて得られない淋しさ・・・
見ていて非常に切ない気分になります。
最後にリンダに会いに行った時、キスもしないで愛していると告げて去っていくジーア
その様子に戸惑いと不安を覚えるリンダ
みごとな心理描写だと感じました。
この作品でアンジーは高い評価を受けました。
しかし力を出しつくしたアンジーは「出せるものがもう何もない」状態におちいりしばらく仕事ができなくなったそうです。
死にたいと本気で考えた時期とも重なります。
感動しました。
★★★★★
「母が浮気をして、家を出る」
「モデルになって、すぐ大人気」
「本当に恋をする」出会い、セックスシーン興奮物です。
「ドラッグに手を出す。」炙り、注射…血管がむき出しになるほど、打ちつづける。
「モデル辞める」
「ドラッグ患者施設に入るがまたまたドラッグに手を出す」
「仕事に復帰するもまた、やめる。再び施設へ」
「退院後倒れてエイズ判明」
「死亡」ベッドから下ろそうとしたら、背中の肉が剥がれおちる。
わずか26か27才でこんな人生。
母親の愛情の必要性を凄く感じる深い映画でした。彼女は、セックスや金、名誉をほしかったのでは、ナイ。ずっとそばにいて愛してくれる人をずっと欲しがった無邪気な女の子でした。「男でもあった」それが痛いほどに伝わってくる。アンジの演技も凄すぎます。GIAその物では?って感じです。GIAは、本当に美しかった。こんな風に人生が終わるなんて、勿体無いとしか言えません。
惹きこまれます
★★★★★
実話のお話ながら内容は愛欲と空虚に満ちている作品です。
友人にすすめられて見ましたが、見てよかったと思います。
後半、不覚にも泣いてしまいました。
見た事ない方、おすすめですよ。
日記の文章
★★★★★
ジーアの悲しみ、人生、彼女は解かっていた、生きるということを。彼女は生きた、精一杯に。愛した、精一杯に。彼女の日記の文章を知り、解かる。彼女の通った軌跡。ある一定のレベルの人間たちだ。同じ道を通った者なら、映画のラストの文章の意味を、すぐに理解するだろう。彼女は葛藤した。愛する者達はみな無情で、彼女を幸せにするものは、ドラッグだけだった。彼女は生きた。美しく、強く。リンダをどれだけ思っていただろう。リンダは彼女のたった一つの希望だった。生きた。絶望を。光を。繰り返した。ただ真摯に生きらんとして。
幸せって何だろう・・・
★★★★★
お金?知名度?確かに誰もが欲しいと思います。でもやはり人間は一人では生きて行けない。結局本当の自分に無償の愛情を与えてくれる人間の存在が一番大切なのかな・・・と気付かせてくれた作品です。