私は本書を読んで、人間関係の矛盾や、理屈の通らないトラブルなども受け入れて、楽しもう。と思えるようになりました。

人間の行動には、「考え方(+夢や理想)」と、「行動(+予定外の出来事)」の2種類があると言います。
理想や夢があれば、どうしてもそこを目指したいと思って、突発的な出来事を受け入れられない。
頭の良い人ほど、「予定外の出来事」に自分を合わせていくのは、現実に負けてしまっているように感じて、なかなか出来ないものです。

友達関係でも同じで、どうにもならないこともあります。予定外のアクシデントもあります。トラブルもあります。人間関係なので、理屈で説明できないような出来事もたくさんあります。

ですが、それらを受け入れて楽しんでしまうことこそ、友達関係の面白さがあるのです。このことは友人関係だけでなく、広く生き方そのものを楽しくしてくれます。

本書もまた中谷さんの優しさを感じる一冊です。

この人の本は同じものの焼き直しばかりで、いい加減に飽き飽きします。胡散臭い同じネタでうまく金儲けするものです。
この程度の本を読んで成功できたら人生なんて実にくだらないものでしょう。
そもそも、方法の数が５０個と言うのが実に胡散臭い。切りのいい数にあわせて法則を考えたのが見え見えです。
こんな浅はかな内容の本などのために、大切なお金と時間をドブに捨てることなどせず、トルストイの長編でもじっくり読んだほうが人生の肥やしになります。

中谷さんの本は、結構好きです。読みやすく、言っていることが的を得ていて、生き方のヒントを与えてくれます。そんな中谷さんの本の中でも、５本の指の中に入る名著です。特に、おやじの人生、生き方を再考してみようと考えている方には、うってつけの本の中身です。さらさらと読めてしまうので、通勤途中の時間を利用して、あっという間に読めてしまいますよ。人生後半に差し掛かってくると、何が豊かな生き方なのかがそれとなく解ってきます。定年後の人生も想定しながら、途切れ目のない仕事外での人間関係を作っていく必要があると思います。孤独こそ、人生最大の貧困だと思います。そうならないためにはどうしたらいいのか？そんなヒントが、色々な角度から解りやすい例を挙げて、説明してくれています。

人との出会いは、人間の成長のチャンスとなる。
従って、出会いは待つものではなく積極的に作っ
ていくもの。人はみな違うからおもしろい。リス
クは積極的にとるもの

人間関係の大切さ、楽しさ、心構えが上手にまと
めてあり。「これはいける」と言った印象。

本書を読んで、毎日の人との出会いの大切さを再
認識し元気になることができました。

　人脈、人脈、人脈が大事。とよく言われるけど、人脈とは何か、また、どうしたら人脈は作れるのか。簡単に教えてくれる。
難しい説明はなし。１時間もあれば読めます。