「――俺は、お前のことが好きだったんだ。ずっと、昔から」
「あいつが俺のことを一番に考えればいいのにって思った。
……他の誰より、キョウよりも、俺だけを」
高等部二年の中谷皇(CV.鈴木達央)、通称ニコと、
中谷匡(キョウ)(CV.鈴木達央)は双子の兄弟。
家が隣同士で、ずっと同じ学校に通っている幼なじみの貴女とは、
家族のような関係だった。
なんでも話せる、気が置けない幼なじみの三人。
しかし、あることをきっかけにその関係が変化していく。
芽生えた想いと秘められていた想いの間で、貴女は……?
──貴女はどちらを選びますか?
『雪白学園のゆかいな人々』シリーズ第三作、
「双子の幼なじみ」キャラをフィーチャーした
バラエティタイプのコンセプトCDです。
収録分数、70分オーバー!
サンプルシナリオ 【トラック1.モノローグ】
キョウ
「思いついたら即実行するニコと、慎重派の俺は正反対だった。
俺は何かをする前に、じっくり考えてから決断する。
だから、失敗をすることはほとんどない。
ニコが関わったとき以外は。
……あいつに対する気持ちが、
幼なじみに対するものと違う感情だということも、
何年も悩んで自覚した。
そして、自覚したころには、
あいつとニコに隠し事をするのがうまくなっていた」
ニコ
「俺は子供のころから、
考えるより先に手とか足とか口が出るやつだった。
もう少し考えてから行動しろとか、
キョウを見習って落ち着けとか、耳が腐るほど言われたけど、
正直考えてる時間がもったいないと思ってる。
あいつに対しても同じだ。
あいつが俺のことを一番に考えればいいのにって思った。
……他の誰より、キョウよりも、俺だけを。
だから、思う通りにしただけだ」
【トラック13.ニコが彼氏】
ニコ
「…………寝てるし。
緊張するなとは言ったけど、緊張感なさすぎじゃねえ?
……でも、考えてみたら、こんなにまじまじと
こいつの顔見たことなかったかも。
まあ……ちょっとずつ、だよな。急いでもしょうがないし。
……っていうか、俺が焦ってんのか……?
でも、変なことしたら怒るしな……」
「あ、起きた? そろそろ花火始まるぞ」
【トラック14.キョウが彼氏】
キョウ
「そんなに急がなくても、花火には間に合うだろ。
……照れてるのか?」
「……そうなのか。
まあ、俺も照れてるけど……。
なんか、変な感じだな。
こうして夏祭りに行くのは、去年も同じなのに……。
幼なじみ、じゃなくて、彼女だもんな。
手、つなぐか」
ビジュアル ニコ・中谷 皇(ナカタニ コウ) CV.鈴木達央
雪白学園高等部 2年6組。帰宅部。通称ニコ。キョウの双子の弟。
人懐っこく付き合いがいいので男女共に友達は多い。
ちょっとわがままで気分屋な面もある。
思い立ったら即行動、だが飽きるのも早い。 自由奔放。表情が豊か。
ファッション雑誌のモデルのバイトをしている。 学校には一応秘密にしている
つもりだが、ばれていて黙認されている。 目立つため、他校や後輩にファンが多い。
双子で同じ学校に通っているため、 教師から「なかたにこう」とフルネームで
呼ばれるうちに、 短くなってニコになった。 キョウがキョウのままなのは、
ニコのほうが良くも悪くも目立って、 教師に呼ばれる回数が多かったためである。
キョウ・中谷 匡(ナカタニ キョウ) CV.鈴木達央
雪白学園高等部 2年6組。剣道部。剣道初段。 通称キョウ。
ニコの双子の兄。 成績優秀で少し理屈っぽい。優しくて気が利くが、
愛想が悪い印象を与えるので、女子からの人気はないわけではないが、
いまひとつ。 男子と一緒にいることが多い。
剣道は小学生の頃、言いだしっぺのニコの巻き添えで始めたが、
ニコは三ヶ月で脱落。 キョウだけ地道に続けて、今に至る。
顧問である沖田先生のことは尊敬している。
ヒロインが中学生になってニコのことをコウちゃんから
ニコと呼ぶようになったのと同時に、ニコと呼ぶようになった。
製品概要 ■タイトル:双子の幼なじみに告白されました。 ~雪白学園のゆかいな人々~
■レーベル:MUJINA
■ジャンル:双子の幼なじみからの愛
「どっちを選ぶ?」な
シチュエーションボイス&ドラマCD
■メディア:音楽CD
■メインボイス:鈴木達央 (2役)
■サブボイス:古河徹人
■イラスト:杉菜水姫(Innocent Grey) & 泉水真琴
■シナリオ:トム