マクロビオティックを実践するときにその本質を知ることが大切だと思っています。ただ肉や卵は食べてはいけないわけではないのですよね。私はこの本を参考にして「７号食」を１０日間実践しました。マクロビの原点に触れたい方にオススメの本です。

　今の日本の医学界は、特に明治以降は欧米の後追いです。何から何まで欧米崇拝で来ている。アメリカに負けて以降、何でもかんでも欧米に倣っています。それが正しいか正しくないかなど余り考えていない。とにかく悪い部分まで真似する結果になっている。今日本で起きている現象は、その殆どが嘗て欧米で起きた事。今欧米で起きている事は将来日本で起きる可能性が極めて高く、昔欧米で起きた事が今になって日本で起きている。つまり、将来の日本を知りたければ今の欧米を見れば分かる。今欧米で起きてることが次期日本にやってくるから。時間差攻撃で欧米で起きた災いが後になって日本を襲う･･･このような事から、日本の医療の現状を見ると･･･嘗て欧米が踏んだ轍を「性懲りも無く」日本は踏んでいます。同じ過ちを繰り返しているのです。こんな馬鹿げた話は無い！とっくに外国で経験済みのことが、日本人は知らないから、学習すれば防げる事が防げないでいる。日本の医療界は患者を治しているつもりが逆に苦しめている。それは患者を全体として診ないからだ。部分部分でしか見ないのだ。これが治療が治療にならない根本原因。治療が別の病気を生んでいる。それは｢医原病｣と呼ばれている。治療が元で別の病気になってしまう事だ。こんな堂々巡りはチョット考えれば防げるのだ。もっと皆自分の頭で判断すべきだ。命まで人任せにしないこと。自分の命の管理者は自分であるべきだ。特に今の日本の専門家とやらは物凄く「未熟」なのだから。

主婦業失格の私でしたが、たまたま料理レシピなんかの
本を見るようになり、食の安全性を考えるようになりました。
そして陰陽料理というものを知り、さらに桜沢さんの著書と出合った
わけですが、この無双原理という究極の東洋哲学にハマリそうです。

考えてみれば人間の身体は摂取する食物によって動いているわけですから、
食を変えるというのは身体も、精神も変えていくのは不思議なことでは
ありません。
この本ではそんな食によって大きく人生を変えられることをわかりやすく、
説明されています。

この本の原書は英語で書かれて、海外で出版されたものだそうですが、
このあたりも新渡戸稲造の「武士道」に通じるものもありそうです。
そして著者は中村天風氏ともクロスするような人物であったと思いました。

何か最近運がないなぁとか、身体の調子がよくないなぁと思われる方に、
この無双原理はきっと役に立つものだと思います。

マクロビオティックをこれほど自分の身で実践しきった人は
後にも先にもいないのではないかと思うほど波乱万丈の
人生です。料理本というよりもこの人の思想性と生き方に
感銘を受けました。