今回１冊すべてスーツ縛りです。
表題作「スーツを脱いだら」は年下タラシ攻×年上元気受のリーマンものというお題で描かれた作品だそうですが
「年上元気受」ほど元気な感じではなく、攻も受も割と落ち着いた大人という印象です。受はもう少し可愛いキャラだったら嬉しかったです。
既刊コミック「犬と呼んでください」の中の「甘えさせてください」では甘え上手なワンコ攻×ツンデレにゃんこ受リーマンを描かれていたので、個人的にはそちらの方が萌え度は高かったです。


表題作では同じビル内の別々の会社に勤めていて挨拶程度しか交わさない関係だった二人ですが、
偶然エレベーターの中で泣いている深田（受）を見た藤井（攻）がその涙の理由を知り、二人は飲みに行く仲になります。モテる藤井は女子社員のお誘いを断ってまで深田を優先し、深田のことを好きだと口説きます。軽く聞き流していた深田ですがちょっとした誤解から藤井とすれ違いがあり、深田は自分の中の藤井に対する気持ちに気づきハッピーエンドです。（あらすじ紹介が恐ろしく下手ですみません）
表題作は初エッチまでは到達しませんが、描き下ろしで無事結ばれてます。（この時の攻はカッコ可愛いです）
続編の「スーツの恋人」は誘い受けで深田が頑張っています。さらに描き下ろしではノンケの藤井が男の深田を好きになっていく気持ちが描かれていて表題作を補足してくれています。
「秘書のお時間」は社長×秘書で前後篇です。
こちらは後篇のページが足りなかったのか、作中の事件が文章だけであっさり片付いてしまっていて正直がっかりしました。
両作品とも話の展開に目新しいものはなく、リーマン好きな方以外には萌え度は低いかもしれません。
なので★3.5〜4くらいかなと思いますが・・・・
１０年くらい前だと思いますがｄｒａｐで「ベィビィフェイス」を読んで以来橋本あおいさんのファンです。
コミックスも初コミックスから全て買っていて、まだ単行本化されていない雑誌掲載作品があると記憶していますがコミックスになることを切望しています。
今後の作品に期待しているので★5にしちゃいました。