藤野真紀子さんの新刊は、おしゃれや美容健康など今までのエッセイとは少しちがった側面から楽しめます。最近髪をボブにされて、一段と若返っておきれいになったような気がします。

自分の周りを見渡して「マダム」という言葉がふさわしい女性ってどれだけ思い浮かぶでしょうか。
30代半ばくらいまでの「若さ」がある年代までは「キレイ」でいることはさほど難しいことではないと思います。
けれど、老いは誰にでもやってくるもの。

物理的な老いのなすがままになるのではなく、女性としてその時その時をいかにして「キレイに」「魅力的に」「エレガントに」自分を創っていくか。。。そのヒントがたくさんある本だと思います。
藤野さんの実践されている食生活、メイク、美容、ファッション、ダイエット、ライフスタイル等を興味深く読みました。

「年を重ねた女性は美しい」という言葉はよく聞くものですし内面のエレガントさを重視する藤野さんもその点にはたくさんふれていますが、「それはそうだとも言えるけど、やっぱりシワはあるよりない方が美しいと思う」との本音もある私としては、顔かたちの作りを変えるほうの整形ではなく、フォトフェイシャル等の美容整形にも興味を持ち実践される藤野さんの現実的な考えにも共感できました。
メイク方法、スポーツクラブ、ライフスタイルなどは誰でも簡単に真似できるものが少ないかもしれませんので星４つにしましたが、「キレイに年を重ねて素敵なマダムになる」という心意気と刺激をもらえる本です。